「第7回AKB48選抜総選挙」(6月6日開票、福岡・ヤフオクドーム)に出馬するか否かが注目されていた「HKT48」の指原莉乃(22)が、受け付け最終日に立候補した。ブログでは届け出るまでの悩みを明かしたが、そんな指原の背中を押したのは昨年の“祝賀会白紙事件”だった。

 一昨年の総選挙で1位に輝き、昨年は惜しくも2位に敗れた指原は受け付け最終日となった先月29日に立候補を届け出て、同日午後3時すぎに1年5か月ぶりに公式ブログを更新した。

「実は本当に迷っていました。去年の総選挙の雰囲気、会場の雰囲気。。思い出しただけで今でも涙が出てくるくらい、怖かったです。毎日毎日、逃げ出したかったです。誰かのライバルになるのが今もすごく怖いです。だからね、怖かったんです」などと正直に明かした。

 指原が弱気発言を連発する一方、地元の大分では異様な盛り上がりを見せている。

「指原は大分県の県庁所在地である大分市出身で、同市の観光大使も務めている。今年は初の九州開催ということで、2年ぶりに大分市でテレビ中継も検討されているとか。1位返り咲きに向かって、地元から熱い声援が送られている」(テレビ局関係者)
 そんな指原にとって今年が「絶対に負けられない戦い」と言われるのは“祝賀会白紙事件”もあったからだ。

「昨年の総選挙で指原は投票初日速報で、渡辺麻友に1万票以上もの大差をつけて暫定1位となった。渡辺が『さっしー(指原)、無敵じゃない?』と白旗を掲げたほど。周囲から『(指原の)1位は大丈夫ですよ』と言われていた大分の釘宮市長をはじめ地元関係者は祝福コメントを練ったり、祝賀会まで計画していたのですが…。最後の最後で渡辺に敗れてしまい、すべてが“白紙”になってしまった」(同)

 開票直前まで指原に「名誉市民」の称号を与える案まで浮上していたというだけに、市長らのショックは計り知れず、地元マスコミにも口が重くなっていたという。

「今年の正月、大分市の市報で、指原は市長や市議会議長らと新春座談会をしたんです。市報には掲載されませんでしたが、指原は総選挙時の悔しい思いをぶつけられ“今年こそ1位を取ります!”とリベンジを誓ったといいます。そこまで地元の熱い期待を受けるメンバーはいないだけに、大きな支えになっているでしょうね」(同)

 昨年に続き“打倒・さしこ”ムードが漂っているが、指原は公式ブログで「今年はてっぺん取りに行きます! 頑張ります!、、いや頑張りましょう」と力強く結んだ。

 逆風を乗り越え、女王の座に返り咲くことができれば、寸前で消滅した祝賀会、そして名誉市民という称号まで手に入れられるかもしれない。