【利益供与報道】日テレ上重アナ 番組降板避けられず

2015年04月03日 07時10分

2008年のシーズンオフ、ユニホーム姿で松坂(右)を取材する上重アナ

 人気番組の新看板に早くも重大問題が持ち上がった。“日本テレビのエース”と言われる上重聡アナ(34)が、自宅マンションを購入した際、有力スポンサーから1億円を超える大金を無利息で借りていたことが2日発売の「週刊文春」で報じられた。上重アナは今週からリニューアルされた朝の情報番組「スッキリ!!」の共同司会を始めたばかり。いきなりの金銭スキャンダルは報道人としての姿勢も問われることが必至で、番組降板が取りざたされる可能性も出てきた。

 文春によると上重アナは、交友関係のある靴の大手小売メーカー・ABCマート創業者の三木正浩氏(59)から東京・港区の高級タワーマンションを購入する際、1億7000万円もの巨額融資を“無利子”で受けていた。しかも、2000万円は下らない英国製高級外車のベントレーを三木氏から無償で借りて乗り回しているというから、開いた口が塞がらない。

 同誌の取材に対し、三木氏は事実関係を認めている。日本テレビの総合広報部は本紙に「(現時点では)お答えできません」とした。

 高校時代にPL学園のエースとして活躍、甲子園でベスト4進出に貢献し、横浜・松坂大輔(現ソフトバンク=34)と投げ合ったことでも知られる上重アナ。立教大学から2003年に日テレに入社すると、バラエティーやスポーツ番組を中心に活躍し、“日テレのエース”と呼ばれる看板アナに成長した。10年から今年3月まで土曜朝の情報番組「ズームイン!!サタデー」の司会を務め、今春の改編でテリー伊藤氏(65)に代わる「スッキリ!!」の共同司会者に起用され、もう1人の加藤浩次(45)とコンビを組んだ。

 日テレ平日番組での新たな“朝の顔”に、お披露目早々発覚した金銭スキャンダル。日テレ関係者は「上重は現在は体調不良もあり、都内のホテルに宿泊している。3日金曜にも番組内で釈明する予定です。重大なコンプライアンス違反で、編成局長は大激怒。彼をかわいがってる一部の上層部も、さすがにかばいきれない。時期は未定ですが、降板は避けられません」と明かす。

 3日放送予定で、上重アナが日本経済を陰で支えるパート労働者についてリポートする「パートのエース」というコーナーも“お蔵入り”が決まったという。

 そもそも、報道機関である放送局の社員がスポンサーから金品などの便宜を図ってもらうこと自体、日テレの社員就業規則の懲戒事由に該当する可能性も。同社コンプライアンス憲章にも「過剰な贈答、接待の拒否」を定めた項目があり、番組放送までの過程における関係者や団体、広告関係や取引先などからの過剰な贈答や接待は受けないと宣言している。三木氏がそうした関係者に該当するかは不明だが、今回報じられた巨額の“無利子融資”や車の貸与は、過剰な贈答とも考えられる余地を残す。それだけに、早くも上重アナは“横領疑惑”で日テレを退社した馬場典子アナ(40)の二の舞いになるともささやかれている。馬場アナは2012年6月に文春で業務外での領収書の不正使用が“横領疑惑”に発展したと報じられた。別の日テレ関係者は「当時は“疑惑”のほとぼりが冷めたころを見計らい、レギュラー番組から馬場を降板させた。上重もすぐに降板では、報道を認めたことになる。しばらくしてからの“処分”でしょう」と指摘する。上重アナは2日、通常通り同番組に出演。冒頭で文春報道についてコメントすることはなかった。