来年、芸能生活50周年を迎えるマイク眞木(70)が1日、都内でニューアルバム(タイトル未定、7月発売予定)のレコーディングを行った。

 この日は現夫人で歌手の加奈子さん(53)、元妻の女優・前田美波里(66)をはじめ、長男の蔵人(42)から孫のりりかちゃん(3)までファミリーが勢揃い。

 そこに大ヒットしたデビュー曲「バラが咲いた」を作詞作曲した故浜口庫之助さんの未亡人であるまゆみさん(70)らも加わり、この日は総勢16人で「バラ・・」を合唱した。

 アルバムは浜口さんの数百に及ぶ未発表曲から厳選した数曲に、マイクが補作するなどして録音。浜口さんにささげる形で発売するという。「浜口先生にはいろいろアドバイスをいただいた。受け継いだものが出せたと思う」とアルバムの出来を自画自賛した。

 元妻と現夫人の顔合わせにマイクは「美波里さんとカミさんは仲がいい。自然な流れでこういう形ができた。2人は、僕抜きでよくお酒を飲んでる。皆さんは気を使ってくださるけど、僕は全然かまわない。うちらは平気です。今日はエープリルフールだけど、全部本当だよ!」と涼しい顔。加奈子さんはもともと美波里のファンで、しばしば連れ立って買い物に行くほどの仲良しだとか。マイクの懐の広さに、報道陣もあぜんだ。

 マイクは「半世紀はアッという間。体はあっちゃこっちゃガタが来てムチ打ってやってるが、頭の中は18歳のまま。このシャツは蔵人のを借りてきた。おなかだけはちょっと引っ込まないけどね」と若さ全開で笑わせた。

 蔵人も若かりしころは“暴れん坊”で、しばしば騒動を起こしたが最近は落ち着き、この日もおとなしくファミリーの輪に入って偉大な父の晴れ姿を見守った。

 昨年はファミリーでバリ島に旅行。マイクはプロサーファーである3人の息子が一つの波に乗る姿を見て、思わず涙を流したという。さらに、明後日からは雪山に出かけスキーやスノボに興じる予定。「いつも皆でバーベキューしたり、海に行ったり。でも、僕が一番うまいかな」と優雅なスローライフを満喫しているようだ。

 長女の花ちゃんはまだ13歳。最近はヒップホップダンスに夢中で「ミュージカルショーにも出ている。将来についてはなるべく口を出さないようにしている」と、マイクは目を細めた。