米人気女優アンジェリーナ・ジョリー(39)が先週、卵巣と卵管の摘出手術を受けたことを24日付、米「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿した手記で明らかにしたが、この決断をする際、フランスにいた夫のブラッド・ピット(51)を米国に呼び、話し合ったという。

 アンジーは2013年、遺伝子検査を受けて87%の確率で乳がんになると診断され、予防措置として両乳房の摘出・再建手術を受けた。手術は成功して乳がんを発症する確率は5%まで減少した。

 そのときに卵巣がんを発症する確率も50%あり、卵巣摘出手術をすることも検討していたといわれる。

 今回、血液検査で卵巣がんになる可能性のある兆候が発見されたことを医師に告げられたとき、アンジーは「フランスにいた夫を呼びました」と手記で明らかにした。

 ブラピはすぐに米国に飛んだという。「とても明快で、人生の中で美しい瞬間でした」という。ブラピがそばにいたため、精神的な支えになったようだ。

 また、アンジーの母親が07年に卵巣がんのため56歳の若さで亡くなったこともあり、予防手術を受けることには、ためらいがなかったようだ。アンジーは手記で「知識は力です」と語っている。