AKB48グループの年間最大行事となる「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」(第7回AKB48選抜総選挙)が6月6日に開催されることが20日、公式サイト、公式ブログで発表された。“投票権”が封入されるAKBの40thシングル(タイトル未定)の5月20日発売も決定した。

 大きな変更点は会場が初めて首都圏を飛び出し、福岡のヤフオクドームに決まったことだが、一部ファンから「不公平だ!」という声も噴出している。

 今回の決定は、天候の不安や夜における騒音問題などを考慮した上で5万人収容の会場を調整した結果というが、福岡といえば、姉妹グループ・HKTのお膝元。一昨年の第5回総選挙で女王に輝き、昨年は2位となったHKTの指原莉乃(22)にとっては大きな追い風になりそうなムードだ。

 すでに、ファンの中からは秋元康総合プロデューサー(56)から信頼を寄せられている指原を「勝たせるための措置では?」という見方も当然のように出ている。

 さらに、昨年11位の宮脇咲良(17)、同21位・兒玉遥(18)ら他のHKTメンバーもホームの恩恵を受ける可能性も指摘されている。そのため、不満を募らせているのがAKB、SKE、NMBのファンたちだ。

「総選挙は“AKB48”の選抜メンバーの座を争うもの。AKBファンからすれば、『我々のシングルなのに、なぜHKTの本拠地でやるんだ』『AKBの選抜入りが減ってしまう』など不満が出るのも当然でしょう」(AKB関係者)

 ただ、こういった声について「ヤフオクドームに決まったことでアンチの多い指原だけに、激しいバッシングが起こってしまうのでは?と逆に心配している。今後も“打倒・指原”の流れになってしまう可能性もあり、秋元さんも指原をフォローしていると聞きました」と同関係者。

 初の地方開催となった今年も多くの話題を振りまきそうだが、その中心に“さしこ”がいることだけは間違い。