お笑いコンビの「ピース」らが17日、都内で行われた、女性専用の寄宿舎シェアハウスPRイベント「スマートライフ×S Cawaii!」に出席した。

 後輩と一軒家で共同生活を送る又吉直樹(34)が「家電や家具を皆で使って経済的だし寂しくない。ただ、出会いの場にしてほしくないので、本当に好きな女性しか連れてきてはいけないルールになっている」とシェアハウスの利点を語る。

 一方、ひとり暮らしで熟女を連れ込み放題の綾部祐二(37)は「仲良しの女同士で共同生活をして、口も利かなくなったケースを知っている。それに、お前はゲイだからいいけど」などとシェアハウスにはなじめない様子。

 又吉のデビュー小説「火花」は発売1週間で35万部を突破。“文豪”への道を突き進んでいる。綾部は「俺の書いた『熟女論』『AYABE MODE』は、足して1000部いくかどうか。全く売れずに、古本屋の『ご自由にお持ち帰りください』のコーナーにあった。渾身の作だった主演ドラマのDVDはアマゾンで1円。俺の気持ちが分かるか」と怒りをぶちまけた。

 だが、さすがにそこは芸人。「こうなったら芸人を辞めて小説家になったら? いくところまでいってもらいたい。俺もこれからは秘書のような感じでいく。いや、お前の小説を俺が主演で監督するのはどうかな。コンビの作品になるだろう」などと変わり身は早く、次々と相方を利用した“コバンザメ商法”を提案した。

 それを聞いた又吉は「最近、2人で書いたものにしようとして困る」と苦笑するばかりだった。