スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(66)が16日、都内で行われた「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’14/第20回記念 AMDアワード」で20周年特別賞を受賞した。

 優秀なデジタル・コンテンツの制作者を表彰する賞で、数多くのアニメ作品を世に送り出したことが評価された。

 鈴木氏は「ずっと長くやっているからか、最近は特別賞をもらうことが多くなってきた。そろそろ引っ込めと言われているのかなと思う」と冗談交じりにあいさつした。

 ジブリの宮崎駿監督も引退を表明した。だが、「宮崎駿は引退を表明していても毎日会社に出てくる。それも毎朝10時に決まった時間に出てきて、僕にも出てこいと言われるので」と明かし、いまだ「引っ込む」ことは許されないという。

「アメリカの友人から人生はプランA(現役)とプランB(リタイア後)というものがあると教えられた。プランAが終わればプランBに移るというものだが、このままだと私はAのままで終わってしまいそう」。今の夢を聞かれると「隠居ですね」と笑わせた。