惜しまれつつ、一昨年末で解散した世界で唯一の“猿の集団芸”を披露する「日光猿軍団」(栃木県日光市)が復活することが12日、明らかになった。同軍団の間中敏雄校長(66)と、“反省ポーズ”で大ブレークした「太郎次郎」の猿まわし師・村崎太郎氏(54)がタッグを組んだ“奇跡の復活”が本紙既報通り、実現することになった。太郎次郎が継承して復活する新生「日光さる軍団」(猿をひらがな表記に変更)のお披露目会見は18日に行われる。

 今後は「ダメよ〜。ダメ、ダメ」のフレーズでブレーク中の女性お笑いコンビ「日本エレキテル連合」とのコラボの可能性まで浮上している。

 1991年に結成された日光猿軍団は劇場「お猿の学校」で間中氏が校長、猿たちが生徒という設定でスタート。それまでの猿回しは人間対猿が1対1というのが定番だったが、人間1人に対し、複数の猿が演じる集団芸だった。間中氏のひょうひょうとした栃木弁のトークもあって大ブレークした。

 一方の村崎氏は、ニホンザルの次郎(初代)と1978年に「太郎次郎」のコンビを結成。村崎氏のヒザに次郎が手をついてうつむく「反省ポーズ」で日本中の笑いをさらった。