【国生さゆり連載11】おニャン子とAKBここが違った

2012年09月14日 12時00分



【国生さゆりのニャンたま事件簿(11)】秋元康さんが関わっていることから、「AKB48」と「おニャン子クラブ」は数多くの共通点があると思われがちです。でも、おニャン子の初期メンバーだった私にしてみれば、共通点は「大人数ユニット」くらいなもの。それ以外の共通点はほとんどありません。

 AKB48の場合、秋元さんが総合プロデューサーで生みの親的な存在なんでしょうけど、おニャン子のときの秋元さんはいい意味で他のスタッフさんと同列でした。「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系、1985〜87年)という番組が最初にありきで、構成作家の秋元さんはスタッフの一員として番組全体を盛り上げていっている、という感じなんです。

 他にも違いはたくさんあります。私たちおニャン子のメンバーは「本当に素人っぽい雰囲気」が優先されて(だから私みたいに下手でも平気で歌っていられました)、番組スタート当初は衣装だって本当に自前だったんです。

 番組で衣装を用意する予算がなかったからでしょうけど…。最初はよかったんです、本当の私服でも。まさに素人っぽいじゃないですか。

 でも、月〜金曜まで週5日間も生放送されている番組ですから、そうそう続けられない。私なんて上京した直後でしたから、それほど私服なんか持っていないんです。だから私服での出演は本当に悩みの種でした。私服問題が解決するのは、番組内オーディション企画「アイドルを探せ!」の合格者が続々と新加入してからのことだったんじゃないかな。