アイマスの原点は猿? アイマスプロデューサー坂上氏インタビュー

2009年01月23日 15時26分

 プレイヤーが芸能事務所「765プロ」のプロデューサーとなり、アイドルをトップアイドルへと育成するゲーム「アイドルマスター」。ネット上で高い支持を誇り、ゲーム好きでなくとも“アイマス”との略称を一度や二度聞いたことのある人も多いはずだ。そんなアイマスの新作「アイドルマスターSP」(PSP、2月19日3バージョン同時発売)のプロデューサーを務めるバンダイナムコゲームス・坂上陽三氏をインタビューした。

 

 

 ――今回PSPから発売される新作は「パーフェクトサン」「ワンダリングスター」「ミッシングムーン」と3つのバージョンでリリースとなりましたが、この理由は何でしょう

 

 坂上陽三氏(以下敬称略):これまでアイマスをアーケード、Xbox 360とやってきた中で、ユーザーから「楽曲をちゃんと聴きたい」という要望が多かったんです。そこで今回の新作では200強の楽曲が収録されています。アイマスでの歌というと楽曲だけでなく、踊り、ステージの構成も含まれていますし、さらにゲーム中のセリフもフルボイスになっています。その物量から結果的に今回は3つのバージョンに分けることになりました。


 9人のキャラクター(1組は双子)の組み合わせについてはバランスよくテーマを持って分けました。「パーフェクトサン」ではうちのゲームのメインキャラクターとなる天海春香に明るく陽気な高槻やよい、そしてボーイッシュな菊地真。スタンダートに遊ぶならこの「パーフェクトサン」がいいと思います。次に「ワンダリングスター」は守ってあげたくなる小動物系の萩原雪歩に、漫才みたいなやり取りが面白い双子キャラ双海亜美・真美とツンデレキャラの水瀬伊織という個性的なメンバーです。雪歩はアイマスの中でも人気は高いんです。僕のタイプではないんですけどね(笑い)。最後の「ミッシングムーン」はストイックに歌手を目指す人気の如月千早に文系男子の指示を集める秋月律子、それにおっとりしたお姉さんの三浦あずさという大人キャラが収録されています。

 

 ――システム面での変化はなんでしょう

 

 坂上:今作ではユーザーとアイドルとの絆を今までよりも強固に作っていこうということから、ライバルとのドラマを通してトップアイドルを目指す「ストーリープロデュースモード」を用意しました。大手プロダクション「961プロ」に所属するライバルアイドルと競い合うことで、例えば春香というキャラが「絶対あたし負けません」と感情的になったりと今まで見えなかった反応、表情が見えます。さらにプロデューサーの自分とアイドル、ライバルの間に微妙な三角関係が生まれたりします。基本的にアイマスはカオスなんです。仕事内容もカオスなんですけど(笑い)。


 あと今回は「約束システム」を導入しています。ゲーム中にアイドルたちに「何時までにレッスンしといて」と約束したり、逆にアイドルたちが「このオーディションは1位になりたい」というのでそれを守ってあげる。そうすることによってより多くのファンを獲得できたりします。