2月に覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕・起訴され、今月に入って同容疑(使用)で追送検されたタレント・小向美奈子被告(29)が9日、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。東京地裁から2日に保釈が認められていたが、保釈保証金の200万円が支払われなかったため、1週間後の保釈となった。保釈金は通常ならば即日、遅くとも翌日には家族や支援者が支払うことが多いが、いったいなぜここまで遅れてしまったのか?

 終始、神妙な顔つきだったがボディーはやはり「小向美奈子」だった。少々ふっくらした印象。頭を下げると胸の谷間がクッキリと見え、本人の意図しないところで“スライム乳”健在をアピールする形となった。また白いミニスカートをはいて、太もももキッチリと露出していた。

 集まった約30人の報道陣の前で小向被告は「このたびはお騒がせして本当にすみませんでした。そして、仕事の関係者、友人、支えてくれた人たちに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」。さらにコメントを求められると「コメントは裁判が終わった後にしたいと思います」とのみ話し、報道陣の問いかけには何も語らなかった。

 小向被告は2月に東京都内の自宅で覚醒剤を所持したとして逮捕、起訴され、3月には使用容疑で追送検された。容疑を認めており、捜査もほぼ終了したことから2日に保釈が認められたのだが…出てきたのはそれから1週間後。保釈金200万円が支払われなかったからだ。

 芸能プロ関係者は「小向みたいな有名人で、保釈金が用意できないというのは、聞いたことがない。保釈金は基本的に逃亡しなければ返ってくるし、しかも200万円とさほど大きな金額でもない。手持ちがなくても、誰かしら用立てる人はいるはずだ」と首をかしげる。

 なぜこんなに時間がかかってしまったのか? 一説には小向被告の態度が問題視されたとみられている。

「小向が逮捕されたのは、今回で3度目。本人も“逮捕慣れ”しているような部分もあり、反省の態度も足りなかったとか。そこで周囲の関係者はおきゅうを据えるために、わざと200万円を払わずに勾留先で反省を促した。最近になってようやく小向も事の重大さを認識したため、保釈金を支払ったと言われています」(業界関係者)

 ただ小向被告の事務所関係者は「弁護士とのやりとりなど、いろんな検討をしていたが、保釈が認められて即保釈としなかっただけ。おきゅう? 今回は(今後の裁判で)実刑でしょうから、後々おきゅうは据えられることになりますからね。保釈時にかなり緊張していたのは、いろんな方に迷惑をかけているのを自覚しているからでしょう」と、“なかなか保釈されなかったのは、おきゅうを据えるため”との説を否定した。

 確かに実刑は避けられそうもない。まだ日程は決まっていないが、公判は近いうちに始まるとみられる。小向被告は覚醒剤の所持、使用とも起訴内容を認めることが予想され、即決裁判となりそうだ。「3度目の逮捕で、うち1件は不起訴ですが、常習性が問題視されるのは確実。懲役1~2年の実刑となるのでは」(法曹関係者)

 逮捕当時には、リリースされたばかりの新作AV作品が「回収騒動になる」と心配された。幸いそういった騒動には至っていないが、周囲に多大な迷惑を掛けたことは間違いない。

 保釈され久しぶりに“シャバ”に出てきた小向だが、まずは関係各所に謝罪の連絡をするなど、しばらくは反省の日々を過ごすことになりそうだ。