「新事務所」美川を待つイバラの道

2012年09月09日 18時00分

 事務所独立騒動で注目されていた美川憲一(66)が都内で会見し、新事務所設立を正式に発表した。

 約25年間在籍した「エービープロモーション」のA社長による美川へのギャラ未払い、スタッフ解雇などで噴出した独立騒動。数日前A社長と話し合った美川は「謝罪だけほしいと社長に言った。そしたら申し訳ないと頭を下げてくださいました。その言葉を聞いて、もうこの話は終わりと思った」と、新たな出発を宣言した。今月中には知人の飲食店経営者を社長にし「ABプロ」を発足。解雇された6人のスタッフも呼び戻すつもりだ。

 社長を代えることで騒動も落ち着いたが「Aさんが苦しんできたことを今後、美川本人が味わうことになるのでは」と危惧するのはあるレコード会社幹部。今回の騒動のきっかけは、カネがない現状を美川本人が不審に思ったことだ。A社長は「仕事がなくなり会社が回らなくなった」との主張を繰り返していた。美川は「そんな暇なわけないでしょ。スケジュール帳を見せてあげたいわ」と会見で改めて全否定した。

 新曲「金の月」の発売も発表した美川は、「こういうときにカネの月と書いて『キンの月』というのもねぇ」と冗談交じりに話したが、前出幹部は「イニシャル(初回出荷)も数千枚。歌手が厳しい時代に変わりはない」。

 新事務所を立ち上げたからといって、V字回復するとは思えないだけに順風満帆の船出とは到底言えない。