アイドルグループ「Berryz工房」(清水佐紀=23、須藤茉麻=22、夏焼雅=22、菅谷梨沙子=20、嗣永桃子=22、熊井友理奈=21、徳永千奈美=22)が3日、東京・千代田区の日本武道館で「Berryz工房 ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!」で有終の美を飾った。

 ベリーズのファイナルはいきなり波乱で始まった。予定時刻の18時を過ぎてもメンバーたちが現れない。

「感極まったメンバーがいて、すぐにはステージに出られない状況だった」(関係者)という状況だった。

 実はグループ生みの親、プロデューサーのつんく♂(46)がステージ裏に顔を見せ、メンバーたちに励ましの言葉を贈っていたというのだ。

 結局、23分遅れのスタートとなった。そんな中、キャプテンの清水は「一曲一曲歌うごとに最後が近づいているんだけど、そんな感じがしないね」と破天荒グループのリーダーらしい余裕のコメントだ。

 ラスコンの内容はメンバーが意見を出し合った。

 ステージバックはシンデレラ城がモチーフ。その理由はメンバー思い出の曲「21時までのシンデレラ」。デビュー当時、平均年齢「10・3歳」という若さ。

 事務所の決まりで21時以降はステージに立つことができなかった。メンバーが成長し、最年少だった1994年4月4日生まれの菅谷が18歳になった時から、この曲はずっと封印してきたが、それもこの日は解禁した。

 ファンへのメッセージの場面で清水は「ベリーズ工房は永久に不滅です。この11年間を絶対に忘れないでください!」と涙のラストメッセージ。

 ファンを思いやり「解散」ではなく「無期限活動停止」という言葉を選んだメンバーたち。今後はそれぞれの道を歩んでいく。