ジャニーズ賞レース解禁した途端…岡田准一2冠に映画関係者が違和感 

2015年03月03日 07時00分


 日本アカデミー賞協会会長を務める東映・岡田裕介代表取締役会長(65)は、1月14日の「第38回日本アカデミー賞優秀賞発表記者会見」で北野武監督(68)に異例の反論を展開。これは北野監督が昨年10月、「第27回東京国際映画祭」でのトークショーで日本アカデミー賞を批判したことへの反論だった。


 北野監督は「一番ひどいのは日本アカデミー賞。最優秀賞は松竹、東宝、東映、たまに日活。大手以外の作品が取ったことはほとんどない。全部持ち回り」と切り捨て、続けて「誰が選ぶといえば日本アカデミー賞の会員が選ぶんだって。アカデミー賞の会員なんていない。汚いことばっかやっているから、日本の映画がダメになる。それに声を上げないメディアもダメ」とも話した。


 これに対し岡田会長は「これほど厳正な投票で行われている賞はない。会員の投票によって行われている。東映、東宝、松竹が会員に占める割合は数%」と反論した。


 とはいえ今年の優秀作品賞5作品は東宝2、松竹2、東映1と大手が独占。「だいぶ前から『日本アカデミー賞は大手しか取れない』というのは映画業界の常識だった。会員の比率はともかく、大手映画会社の意向が強く反映されている」(宣伝会社スタッフ)


 そうしたなか今年、ジャニーズ所属として初めて優秀賞を受賞した岡田が最優秀賞の2冠を達成した。


「岡田会長が北野監督に反論した優秀賞発表記者会見では、ジャニーズのコメントも発表された。それは『岡田はこれまで弊社最多の20本の映画に出させていただいており、映画に育てられた俳優と言っても過言ではございません。当日(授賞式)の調整もつきましたので、受賞させていただきます』というもの。ここまでされたら『最優秀賞も取らせなきゃ』との意向が働いた可能性は高い。最近の映画会社は、芸能プロの言いなりで頭が上がらない面がありますからね」(同)


 また最優秀主演女優賞は「紙の月」の宮沢りえ(41)が受賞したが、最初だけ顔を見せただけですぐに退席。受賞者発表の時には姿はなかった。


「仕事の都合とはいえ、北野監督が審査委員長を務める東スポ映画大賞授賞式には出席したのに日本アカデミー賞では晴れがましい受賞シーンなしというのは皮肉でしたね」(同)


 岡田の2冠という快挙のために、日本アカデミー賞の“選考過程の疑惑”はますます深まってしまったようだ。