板尾創路 著書10冊の印税は「田舎に小さな家が建つくらい」

2015年02月27日 19時33分

板尾「ぶっちゃけて言うと別に売れてない」

 芸人で俳優の板尾創路(51)が27日、都内で著書「板尾日記 10」(リトルモア)の発売記念イベントを行った。

 板尾は「日々、大学ノートに鉛筆で書いている。もともとは出版社の方から『何か書いてください』と言われたが、正直、書きたくなかったので思いつきで日記を書いた。3か月たって提出したら『面白い』と。1年したら出版していただき、そこから10年。まさかこんな感じになるとは」と感慨深げに語った。

 この最新刊をシリーズ最終巻とするそうで、筆をおく理由が個性派芸人らしくなんともユニークだ。

「バックアップを取らずにノートを持ち歩いてきて、ふと考えたらよくなくさなかったな、と。なくしたら欠けちゃうでしょ。それが気持ち悪い。なくした部分を思い出して書くのもウソついてるみたいだし。10年続いたので、事故がないうちにここで区切りを付けようかと思った」

 この10年間に長女が亡くなり、次女が誕生。周りに話せないことも、日記に書いたことで心の平穏を保ってきた。それが今年から断筆し「禁煙したような感覚で、気持ち悪かった。いつも書いて一日が終わっていたので、すっきりしないというか物足りない感じ」だという。

 10冊も出版すれば印税が気になるところが、板尾は「ぶっちゃけて言うと別に売れてないし、もらってもいない。誰がこんなとこに家建てんねんという田舎に小さな家が建つくらい」と苦笑した。

 日記には昨年4月、舞台「きりきり舞い」で共演した女優・守田菜生(30)の父で、先日死去した歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん(享年59)が訪ねてきたことが記されている。板尾は「楽屋にスッとごあいさつに来ていただいた。腰の低い方で恐縮した。すごくフランクでナチュラルな人という印象で、お仕事したかったというと恐れ多いが、一度ご一緒したかった」と故人をしのんだ。