“声優のアイコ”の演技力を芸能界が注目している

2015年02月27日 11時00分

声優のアイコ

 昏睡強盗の罪に問われた“声優のアイコ”こと神いっき被告(30)の第3回公判が25日、東京地裁で開かれた。女性の体で生まれたが、男性を自認する性同一性障害の神被告。普段は男性の姿で生活し、犯行時だけ“女装”して男性に近づき、睡眠薬入りの酒を飲ませて金品を奪ったとして、4件が立件。そんな神被告の“演技力”には芸能界も注目しているというが…。

 この日は2013年12月に都内で起こった事件の審理が行われた。目黒駅近くのラブホテル前で男性に「ホテルでマッコリを飲みたい」と声をかけ、立ち寄ったコンビニで購入した栄養ドリンクに睡眠薬を混ぜ、男性に飲ませてチェックイン。男性を昏睡させ、金品約40万円を奪ったとされる。

 刈り上げ頭にグレーのスエット上下姿で出廷した神被告は「えっ、これは全く身に覚えのないことです」とこれまでと同じく全面否認。ホテルに取り残された被害男性は翌日、病院で検診を受けて睡眠薬の成分が検出されたという。薬入りのドリンクを飲ませるに至るまでの神被告の“女っぷり演技”もよほど巧みだったのか。

 神被告については映画出演歴が昨年、一部で報じられた。主役を務めた短編作品「代引き」。監督したギー藤田氏によると「唐十郎さんが旗揚げした『状況劇場』出身の劇作家・山崎哲さんも神の演技力を高く評価している」。唐十郎氏(75)といえば女優三田佳子の次男・高橋祐也(35)が覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けた後に身元引受人となり、舞台俳優や歌手としての復帰ロードを用意した“再生屋”。その流れをくむ山崎氏からのお墨付きを得た格好だ。

「もともと芸能人志向があり、大手プロダクションの社長から個人的にかわいがられ、『女としてデビューするならすぐに手を貸す』と口説かれていた」(神被告の知人)

 演劇専門家の評価に加え、コネもある。とはいえ、有罪が確定すれば犯罪者となる。4件すべて有罪なら悪質性も高いだけに、まずは罪を償わなければならない。