幸薄ぶりに磨きがかかる黒木華に「さすが」の声

2015年02月25日 11時00分

舞台あいさつをした黒木

 黒木華(24)や夏川結衣(46)、佐々木蔵之助(47)らトップ俳優が23日、都内で行われた映画「ソロモンの偽証」(成島出監督、3月7日、前編公開 4月11日後編公開)完成披露試写舞台あいさつに登場した。

 同映画の原作は、人気推理作家・宮部みゆき氏(54)の長編小説。中学校で起きた1人の生徒の死について、学校内裁判を中心に、物語が展開する。生徒役の33人は1万人オーディションで選ばれ、主役の「藤野涼子」には、これがデビュー作で芸名も役名と同じとなる藤野涼子(15)が抜てきされた。

 迫真の演技で映画を盛り上げるのは10代の子役たち。脇を固める佐々木や夏川、田畑智子(34)、松重豊(52)、小日向文世(61)と豪華共演陣も揃ったが、その中でもひときわ異彩を放っているのが黒木だ。最近では抜けた「幸薄(さちうす)女優」として、その名演が映画関係者の間でも話題になっている。

 同作でも弱気な女教師という役どころ。教師になって2年目だが、自分の意見をはっきり言えない。教え子が転落死した後、事件の鍵を握る告白状を巡って、あらぬ疑いをかけられて学校を退職する「森内恵美子」役を演じた。

「映画を見ていても、かわいそうと同情したくなっちゃいますよ」(映画関係者)

 その幸薄感を出すのは非常に難しいという。

「ただ表情を暗くして、オーラを消せばいいというものでない。その作業をした後で、内面からくる抑えきれない感情や怨念を表現しなくてはいけない。黒木はそれが抜群で、さすが実力派若手と言われるだけある」(前出関係者)

 舞台あいさつで黒木は「久しぶりに会った生徒たちがすごく成長していた。遠い昔のようです」とおとなしいコメント。今後も幸薄ぶりに磨きがかかりそうだ。