女優・寺島しのぶ(42)が23日に生出演したWOWOWの「第87回アカデミー賞授賞式」内で、受賞作についてとんでもない“ネタバレ”発言をし、映画ファンのひんしゅくを買った。


 番組ではアカデミー賞会場の模様を同時通訳で生中継しながら、日本のスタジオでゲストが映画の感想を述べたり、解説を行った。ゲストとして映画監督の是枝裕和氏、映画評論家の町山智浩氏とともに呼ばれたのが寺島だった。


 その寺島が番組内でとんでもない“NG”を犯す。作品賞を含む最多タイ4冠に輝いた映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」について語る際に、なんとラストシーンについて“ネタバレ”発言をしてしまったのだ。


「バードマン――」は日本では4月10日公開で、通常の映画ファンはまだ誰も見ていない。


 アカデミー賞の中継を視聴しているのは熱心な映画ファンが多く、寺島がもたらす予期せぬ失言に怒り心頭。SNS上では「もうしゃべらないで」「まじうざい」「もうこの人出さないで」と寺島を罵倒するコメントが次々と上がった。


 さらに寺島はパトリシア・アークエットが助演女優賞に輝いた「6才のボクが、大人になるまで。」のオチについても、ネタバレを炸裂させて批判を浴びた。こちらは昨年11月に日本で公開されているが、単館上映で未見の映画ファンも少なくない。配慮があってしかるべきだろう。


 余計すぎる情報を与える寺島は、その後の中継中「ネタバレが怖いのでスタジオが映ったら音量はミュート(消音)」と言われるなど、SNS上ではすっかり要注意人物扱い。オスカー受賞者たちよりも悪い意味で目立つ結果となった。