「第24回東京スポーツ映画大賞」ならびに「第15回ビートたけしのエンターテインメント賞」(ともにビートたけし審査委員長=68)の授賞式が22日、東京・港区の東京プリンスホテル・プロビデンスホールで大盛り上がりの中で行われた。

 日本芸能賞を受賞したお笑いコンビ「日本エレキテル連合」(中野聡子=31、橋本小雪=30)は当日、愛知県の蒲郡で営業の仕事が入っており、出席を危ぶまれる状況だったが、新幹線を使って終了ギリギリに会場に飛び込んだ。

 なんと、橋本は「あけみちゃん」の白塗りのまま、中野もおっさんメークのまま、移動してきたそうだ。2人とも「絶対に欲しい賞だったんです!」と決死の思いだったと明かした。

 おっさんメークの中野は「どんな賞よりもこの賞が欲しかった。なんといってもたけしさんに選んでいただけたということがうれしい」と喜びを爆発させた。

 すると橋本“あけみちゃん”の手には何やら怪しい紙袋が…。中野は「たけしさんは本当にすごい人。若手を代表して、表彰したいと思います」。紙袋の中身は、エレキが発注したトロフィーだった。

 たけしがベネチア映画祭で金獅子賞を獲得したのにひっかけて、その名も「金“乳”賞」だ。制作費はなんと15万円近くもかかったという。

 たけしは「結婚式の引き出物で処分に困るものをもらっちゃった感じだな」と照れ隠し。思わぬ表彰に喜んでいた。