たかじんさんの妻“超戦闘モード”友人男性も提訴

2015年02月20日 11時00分

訴訟の連鎖に天国のたかじんさんは…

 裁判はいくつになるのか。昨年1月に死去した歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)に絡むゴタゴタがさらに増えそうだ。18日、大阪地裁で、最後の妻・さくらさんが、たかじんさんの元弟子で歌手の打越元久氏(56)を相手取り、名誉毀損による損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が行われた。打越氏側弁護士は争う姿勢を鮮明にしたが、さくらさん側も超戦闘モードに突入。今後、ネットへの誹謗中傷書き込み、雑誌などの報道に対しても提訴する可能性が出てきた。

 さくらさんは、自身とたかじんさんの闘病生活を描いたノンフィクション「殉愛」(百田尚樹氏著)に絡んで昨年11月に放送されたインターネットラジオで、打越氏が「闘病中にさくらさんが『がんがうつった』として、たかじんさんに金銭を要求した」と発言したことを問題視。妻としての品性、人格に損害を受けたとして12月、1000万円の慰謝料を求めて大阪地裁に提訴した。

 今回の弁論には、さくらさん側の15人の弁護団のうち2人が出廷。打越氏本人も傍聴席に姿を見せたが、弁護士は出廷しなかった。

 原告側弁護士によると、打越氏の発言についてさくらさんは「事実無根でひどい。弟子ならそういう発言はしないんじゃないか」と話しているという。さくらさんの出廷については「この種の事案だと、あまり必要性を感じない」ため実現しない方向だ。

 打越氏側弁護士は争う姿勢を明確にした。

「いろんな人が『殉愛』の中でスポイルされたような形で書かれている。あまりにも一方的ではないかということ」と打越氏の主張を代弁。ラジオで話した内容についても「根拠はある」とした。

 法曹関係者は「インターネットラジオの前に、さくらさんは『殉愛』についての番組で露出をしている。そこでは、さくらさんの写真を使用しながら同書のストーリーがテレビで再現された。そういったこともあって、全くの私人ではないと判断されることも考えられる」と指摘。打越氏側有利とも思えそうだが、そうともいえない。

「話の内容がたとえ事実だとしても、打越氏の発言は名誉毀損になる可能性がある」(同)

 裁判の行方が気になるが、たかじんさん関連の裁判は20日にも控えている。たかじんさんの長女が「殉愛」で名誉を傷つけられたとして、発行元の幻冬舎に出版差し止めと損害賠償を求めた訴訟の弁論だ。さくらさん側弁護士によると、裁判はこの2件では終わりそうにない。

 今回とは別にさくらさんは、30年来のたかじんさんの友人男性を提訴していることが分かった。「個人ブログで中傷された」として慰謝料1000万円を求めている。

 そのうえで今後、さくらさんを誹謗中傷するような内容の報道、インターネットの書き込みについても、法的手段を取る意向をさくらさん側の弁護士は示しており、訴訟がさらに増える可能性もある。

 昨年発売された週刊誌では、火葬された状況を見たさくらさんが「マカロンみたい」と発言したと報じられた。これ以外にも、週刊誌などでさくらさんに不利な報道があった。これらに対してもさくらさんがいつ提訴するか分からない状況だ。