フジ「リアルスコープ」打ち切り、「ニュースな晩餐会」スタッフ総入れ替え

2015年02月20日 07時30分

微妙なリニューアルとなる田中みな実

 視聴率低迷に苦しむフジテレビが今春の改編期に、週末のゴールデン帯のバラエティー2番組に荒療治を施すことが分かった。「超潜入!リアルスコープハイパー」(土曜午後7時)を打ち切り、「ニュースな晩餐会」(日曜午後7時58分)は、スタッフ総入れ替えの“粛清人事”を下すというから、関係者は真っ青。さらに、この改編には、看板番組「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜午後7時57分)に“最後通告”を突きつける意味があるという。どういうことなのか――。

 お台場の週末に嵐が吹き荒れる。土曜と日曜のゴールデンタイムの番組についにメスが入れられることになった。

「リアルスコープ」は2010年から深夜枠でレギュラー放送を開始。夜遅い時間ながら視聴率10%近くを獲得したため、11年4月から現行の時間帯に昇格した。

 現在はお笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基(40)と岩尾望(39)、上地雄輔(35)、関根麻里(30)らが出演。興味深い人物や企業に鋭く迫っている。

「失速のきっかけは、番組MCのアナウンサーと言われています」とフジ関係者は話す。13年10月に司会が「カトパン」ことエースの加藤綾子アナ(29)から「ミカパン」こと三上真奈アナ(25)に交代。「すると、10%前後と好調だった視聴率が7~8%にダウンしてしまった。アナウンサーで視聴率が下がるとは考えられないけど、ミカパンは局内でも評判が悪い。スタッフの士気が下がり、単調な内容になってしまったのかもしれない」(前出関係者)

 上層部は打ち切り後の放送枠には、現在深夜もしくは昼に放送しているバラエティー番組を昇格させる意向だという。

 一方、昨年10月に始まったばかりの「ニュースな晩餐会」は存続をめぐって大モメしたという。これまでの情報バラエティーとは視点を変えた番組で、TBSを退社してフリーアナに転身した田中みな実(28)にとって初のレギュラー。フジ上層部肝いりの番組だった。

「視聴率は6~7%を推移して低迷。当然、ゴールデン帯として失格です。でも、放送開始してまだ半年もたっていない番組を打ち切ると、フリーとして歩み始めたばかりの田中に傷が付く。田中側が『それは困る!』と打ち切りに猛反対したそうです。結局、番組スタッフを総刷新して、リニューアルという形で落ち着いたみたい。今の番組スタッフたちには気の毒だけど…」(制作会社関係者)

 そのうえで、TBS系の人気情報バラエティー番組で田中も過去に出演していた「サンデー・ジャポン」のように、よりポップにし、今まで設けていなかったレギュラーコメンテーターを起用するなどしてテコ入れするとみられる。

「もともとフジは週末のゴールデンタイムで苦戦している。だから、集中的にメスを入れることになった。でも、その先には『めちゃイケ』の打ち切りを見据えています」(前出フジ関係者)

 1996年に始まり、フジの看板長寿番組といえる同番組。「ナインティナイン」岡村隆史(44)、矢部浩之(43)や「極楽とんぼ」加藤浩次(45)がブレークするきっかけをつかんだ。だが、視聴率はこの数年でも右肩下がりを続けている。2013年は12~13%を推移していたのが、14年は10%前後をウロウロする体たらくだ。

「近年の『めちゃイケ』はおもしろくなく、終了も根強くささやかれている。今回の週末の2番組の改編はいわば“見せしめ”。『めちゃイケ』も踏ん張らないと打ち切るという上層部の“最後通告”なのです」(同)

 かつての名物番組も終焉のXデーが刻々と近づいているようだ。