「NEWS ZERO」(日本テレビ系)のキャスター・山岸舞彩(28)の処遇をめぐって周辺が騒がしい。NHK番組での人気を背景に一昨年、鳴り物入りで日テレに移るも、魅惑のミニスカートを封印したためか視聴率は伸び悩み、改編期が近づくと聞こえてくるのは降板の噂ばかり。再び春の改編間近で例によって降板話が出てきたが、今回ばかりは様子が違う。なんと後釜に“元祖ZEROのキャスター”小林麻央(32)が浮上しているのだ。

「すでに山岸サイドの関係者と日テレ間では数回の話し合いが持たれていますが、今春降板の方向は変わらない。最大の理由は視聴率不振。視聴率は一向に上向かず、最近は右肩下がりの傾向ですからね」と明かすのは日テレ関係者だ。

 さらに、山岸への“逆風”となる材料が、高額な出演料と番組への取り組み方だという。

「ギャラは1本あたり100万円。月~木曜日の生放送とはいえ、山岸のキャリアから考えたら破格です。さらに、最近は自分を大物キャスターだと勘違いしている節がある。ギリギリで飛び込んできたニュースの資料が用意できていないと平然とブンむくれて機嫌が悪くなるわ、ロケに出たいと言う割に企画を持ち掛けると露骨に嫌な顔をするわで、スタッフ受けは相変わらず悪い」(制作会社関係者)

 スタッフもさじを投げた状況で、早くも後釜候補の名前が飛び交っている。とりわけ日テレ内部で“目玉”とされる意外な人物がいるという。

「ZEROの最初のキャスター小林麻央ですよ。実は日テレと小林サイドの間には密約があるといわれています。周知の通り、市川海老蔵との間に1男1女をもうけた梨園の妻ですが、日テレがこのところ力を入れている海老蔵の密着ドキュメント番組との関連で、密着を許す条件が小林のキャスター復帰といわれているんです」と言うのは別の日テレ関係者だ。

 その密着ドキュメントとは、先月3日に第2弾が放送された特番「疾風怒涛の“KABUKI”者 市川海老蔵に、ござりまする。」だ。

「第1弾は昨年1月に放送され、視聴率11・7%を記録。今年は残念ながら8%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)でしたが、お正月の番組にふさわしく、固定の歌舞伎ファンがいるため、正月の恒例番組にしようと準備している。ほぼ1年を通して密着するので、海老蔵夫妻をはじめ、成田屋(海老蔵の家系の屋号)の協力は絶対条件ですからね。小林の今春、ZERO復帰もあり得ない話ではない」(同関係者)

 長女麗禾(れいか)ちゃん(3)と長男勧玄くん(1)が幼いため、厳しいという声もあるが、当の麻央はヤル気十分だという。

「キャスター復帰に向け、ひそかにボイストレーニングを開始したそうです。しかも、小林は山岸と同じ事務所。小林に先祖返りしたところで事務所にとっては何のマイナスもない。卒業する山岸もニュースキャスターのはくが付いたので、帯は無理にしても曜日レギュラーの番組くらいはすぐに決まるでしょうから、誰も困らないんです」(事情通)

 ママ・麻央キャスター復帰となるか。