森繁さんとくまモンが舞台で合体「ムーラン・ルージュ」の思い出蘇る

2015年02月08日 16時00分

 戦前から戦後にかけて東京・新宿にあった大衆演劇の劇場「ムーラン・ルージュ新宿座」(1951年閉館)を描く舞台「新宿くまもと物語 わが青春のムーラン・ルージュ」(14日、新宿・四谷区民ホール)が開催される。


 主人公のモデルは、熊本県生まれで同座の舞台美術を経て松竹へ移り、映画「二十四の瞳」「豚と軍艦」「キューポラのある街」などで美術担当として活躍した中村公彦。このため、今公演では熊本県の人気ゆるキャラ・くまモンが特別出演する。


 劇中には同座で活躍した森繁久彌さん(享年96)や明日待子、小柳ナナ子、楠トシエなど、実在した俳優・女優が実名役で登場する。森繁さん役を演じる浜畑賢吉(大阪芸術大学教授・舞台芸術学科長)がナビゲーターとして、観客をムーラン・ルージュの舞台へ案内する。


「戦前は明日待子、小柳ナナ子などのアイドルスターが誕生し、学生や若手サラリーマンなどが集まりましたが、戦争が始まると、学生は『明日待子万歳!』と叫んで出征した。戦後、妻子を亡くした中村たちはもう一度、生き直そうとムーラン・ルージュを復活させ、早稲田大の演劇青年だった森繁さんも参加。その森繁さんの記憶を通して舞台は描かれます。昭和26年に閉館しましたので、ほとんどの方が知らない時代。それがよみがえります」(関係者)


 公演は11時、15時の2回で料金は各3000円。問い合わせは「お菓子の香梅」内事務局(℡096・366・5151)まで。