大手レコード会社の元幹部が逮捕 2年前の告訴に社内は「いまさら」

2015年02月06日 11時00分

 大手レコード会社「ユニバーサル・ミュージック・ジャパン」から販売促進費用を装って現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は4日、詐欺容疑で、同社元幹部、飯塚義典容疑者(57)を逮捕した。

 飯塚容疑者は2004年から11年の約7年間で下請け会社にポスターなどを発注したと装い、販売促進費名目で現金計約7400万円をだまし取ったとみられる。調べに容疑を認めている。

 逮捕容疑は10年1月から11年10月の間、下請け会社に販売促進グッズなどを架空発注したとして、計約1700万円をだまし取った疑い。

 同社広報によれば「社内調査で発覚し、事実を認めたので11年12月に解雇。12年10月に刑事告訴した」。当時、容疑者は洋楽部門を担当しており「部門ではナンバー2の地位にいた」という。

 当時を知る関係者は「今は当たり前のようにCD不況と言われているが、飯塚さんがいたころは違う。洋楽もマライア・キャリーが売れていたりガガが大ブームになったりして、CDが売れた時期。まだまだイケイケの時代だった」という。

 詐取金はスーツの購入費や飲食費に充てていたといわれるが「確かに着ているものは高級なものだった。小金持ちというか。ただ、親分肌のタイプで部下の面倒見もよかった。カネ払いもよかったので、慕う部下は多かった」(同)。

 事件発覚後、返金を続けていたという。別の関係者は「マンションを売って返金したという話を聞いていたけど、全額返しきれなかったのかな。どちらにしても、いまさら逮捕?と思っている社員は多いんじゃないか。社名と実名が出ることで社員の士気も下がる。大きなマイナスですよ」とも話している。