「山本太郎&小沢一郎」NHKに出演拒否されたワケ

2015年02月04日 16時00分

会見する小沢共同代表(左)と山本共同代表

「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎衆院議員(72)と山本太郎参院議員(40)の両共同代表は3日、参議院会館で記者会見を開いた。

 両代表は、与野党7党の重鎮たちが出演したNHK「日曜討論」(1日放送)に、政党要件(国会議員5人以上)を満たしているにもかかわらず、政党として出演依頼が来なかったという。同番組では「拘束事件・経済再生 与野党に問う」というテーマで、過激派組織「イスラム国」による日本人人質殺害事件の安倍政権の対応などを議論した。

 この日の会見で山本氏は「(NHKから)『現役議員が5人以上おり、かつ直近の衆院選で得票率が2%以上』という、局が定めた条件を満たしていないためと説明された。公職選挙法では、いずれかの条件を満たせば、政党の要件となっており、根底には明らかに局の思惑がある。民放なら分かるが、公共放送ですからね。我々の党にも支持者はいる。NHKには、『憲法、放送法の規定を侵害するものである』と抗議文を送った」と語る。

 小沢氏が「山本さんには『NHKに乗り込んでビシッと言って来い』と言ったんです」と声を荒らげると、山本氏は「実はNHKから『来てもらったら困ります』と言われた。我が党は、NHKから排除されたんです」と説明した。

 山本氏は安倍晋三首相(60)が中東地域に人道支援を表明した際、「2億ドルの支援を中止し、人質を救出してください」とツイートした。また小沢氏は「イスラム国にとっては宣戦布告ともいえるような話をしたということですね」と安倍内閣の対応を批判していた。

 NHKは両氏の一連の発言が物議をかもしたせいで出演依頼をしなかったのだろうか。

 NHK広報局は「日曜討論ではその時々の政治状況に応じ、公職選挙法上の政党要件などを参考にしながら、報道機関として独自の編集権のもと出席していただく政党を総合的に判断しています。その際、放送時間や演出上の物理的な制約についても考慮します」と書面でコメントした。

 同党は野党の中でも少数政党だが、存在感だけは見せつけた格好だ。