【ブルーリボン賞】浅野忠信「映画オタクの反応なんてどうでもいい」

2015年01月23日 11時00分

主演男優賞の浅野忠信

 東京映画記者会(東京スポーツ新聞社など在京スポーツ新聞7紙の映画担当記者で構成)が投票で選ぶ「第57回ブルーリボン賞」の各賞が22日、決定した。主演男優賞の浅野忠信(41)は「映画ファンやオタクなんてどうでもいい」と話した上「最近は大事なことを忘れている」と日本映画界に対し苦言を連発した。

 

 

 浅野は「最近、日本で賞をいただくことがなかったので『俺は誰にも相手にされてねえんだな。地道にやってくしかないな』と思っていたところでいただいたので『相手にされているんだな』と。とってもうれしかったです」と笑わせた。


 役者として一番大事にしているのが、友達の母親が自身の演技を見た時の反応。「映画ファンや映画オタクの反応なんてどうでもいい。彼らはオタク気質であれこれ言うけど、そんなもの『友達のお母さん』は見てない。見ているのは『俳優から出ている心』だけなんですよ」と訴えた。


 最近の映画界は映像美など技術的なマニアックさに走りすぎているという。「まだ役者が手探り状態のうちに撮影を始めてしまう。ただセリフを言わされてるだけ。欲しいカットだけを撮る。もう限界ですよ。『何秒後に動いて』とか指示される。アニメーションの世界。映画を見すぎて、大事なことを忘れている」と危機感を募らせている。


 映画には妥協がない浅野だが「プライベートはいいかげんです」。熱愛発覚で報道陣が集まることもあるが「映画の宣伝になるなら、どんどん取り上げてくれという感じです。事務所には『何もしゃべるな』と言われますけど」と器の大きさを見せた。