自らの高級輸入車を故意に傷つけて損害保険金をだまし取ったとして、警視庁は21日、国生さゆり(48)の元夫で、コンサルタント会社経営者の甲田英司容疑者(41)を詐欺容疑で逮捕した。

 本紙がスクープした事件は、逮捕状発布から6日目にやっと逮捕にこぎつけた。行方をくらませていた甲田容疑者が21日午後、東京・霞が関の警視庁本部に出頭した。

 逮捕容疑は昨年4月、港区の路上で自分が使用しているランボルギーニに傷をつけ「誰にやられたか分からない」とウソの申告をして、損害保険会社から修理費名目で約925万円を詐取した疑い。調べに「修理はしたが、詐欺は身に覚えがない」と否認しているという。

 保険の契約はこの約1か月前に結ばれたばかりで、不審に思った保険会社から相談を受けた警視庁が捜査。共犯の修理業者4人を詐欺容疑で逮捕し、申請人の甲田容疑者の逮捕状を取って行方を追っていた。