沢田知可子「会いたい」替え歌裁判スタート

2015年01月20日 19時44分

 1990年に歌手・沢田知可子(51)の歌唱で大ヒットした名曲「会いたい」をめぐる“替え歌裁判”が20日、大阪地裁で始まった。

 沢田は一昨年9月にバラエティー番組で替え歌「安定したい」を披露。「会いたい」の作詞を手掛けた沢ちひろさんはこれを知って、沢田に不信感を持ったという。さらに沢田は昨年、「会いたい」のタイトルと歌詞を無断で変更した楽曲を収録したアルバムを発売。これにより沢さんは昨年11月末、著作者人格権を侵害されたなどとして、沢田サイドに慰謝料200万円を請求する訴訟を起こした。

 この日、沢さんの代理人弁護士と地裁職員の5分ほどの話し合いの中で判明したのは、沢田が沢さんに謝罪文を送っていたこと。ただ沢田側は、沢さんが求めるタイトルと歌詞の改変については争う姿勢だ。

 この日の第1回口頭弁論に、沢田側の代理人は出廷しなかったが、沢田の夫で、所属事務所社長とともに沢さんから訴えられたアルバム販売元の広報担当者は「こちらとしては、著作者の人格権を侵害したという認識はない」と主張する。

 問題の“替え歌”が入ったアルバム(昨年7月23日発売)は同月末で生産中止となり、自主回収作業を経て、替え歌を除いた差し替え版として昨年9月10日に再リリースされた。こうした措置についても「沢さんからの訴えに従ったというわけではなく、総合的に判断してそうした」のだという。

 また、提訴については、沢田の事務所関係者によれば「こちらは和解を申し入れたが、あちらが受け付けなかった」という。

 もっとも和解案の内容については、事務所サイドも販売元もノーコメント。また3月3日の次回弁論からは非公開となるが、どちらの意向かは分かっておらず、販売元の担当者も「裁判の進行に絡むことなので…」と言葉を濁した。