離婚係争中のロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)と女優・三船美佳(32)がそれぞれ17日に会見し、夫婦関係についての温度差が明らかになった。やり直したい高橋と吹っ切れた三船。この話題を扱った18日の各情報番組でも温度差が…。高橋の古巣「サンデー・ジャポン」(TBS系)ではVTRを流すも、出演者たちからの深いコメントはなし。一方、「アッコにおまかせ!」(同)は特集を組むなど大々的に報じた。一体、この違いは何なのか?

「できれば元に戻りたい」と未練を語ったのが高橋。これに対して「娘もいることなので、しっかり考えた末の結果」と短絡的なものではないことを強調したのは三船だ。

 温度差をみせた離婚問題は当然、週末の情報番組でも大きな話題になった。ダウンタウンの松本人志(51)が18日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「美佳さんは(結婚が)早かったよね。16歳って」と原因を分析。「アッコにおまかせ!」では「離婚へ走らせた原因について極秘情報入手!」とテロップを出し、大型ボードを使って大々的に特集した。

 それだけの離婚劇だったにもかかわらず、高橋が2006年から10年までレギュラーコメンテーターとして出演し、“ファミリー”の一員だった「サンジャポ」では、かつて共演したテリー伊藤氏(65)、デーブ・スペクター氏、西川史子(43)らのコメントもなく、17日の会見VTRなどを流して終わり。このような“おいしい話”をほぼスルーとは、「サンジャポ」のいつもの姿勢から考えると、妙な気もするが…。

 あるTBS関係者がこう声を潜める。

「別に圧力とかがあったわけではない。他の番組ではバンバンやっているわけですから。高橋の会見にTBSのクルーも行っているし、高橋自身もわざわざ会見を開いているということは、隠しているわけではない。ただ当初からガッツリとやる予定ではなかったみたいです」

 同じTBSでも「アッコ――」と「サンジャポ」では高橋、三船と同じくらいの温度差があるのだ。

 なぜ「サンジャポ」は明らかに一歩引いた姿勢だったのか?

 別の局内関係者は「やはりジョージさんの『サンジャポ』のやめ方が悪かったからじゃないか」という。

 一部では自身が支持する宗教に関係した“政治的発言”で「サンジャポ」をクビになったと報道された。

 だが、「当時、局内ではジョージさんは空気が読めないことが問題視されていました。トークがいい雰囲気で進んでいるのに、台なしにするかのような間の悪い発言で、流れが切れてしまう。これだと生放送の番組では使いづらい。そのころマンネリ化を避けるため、コメンテーターの誰かを外すとなったとき、ジョージさんが真っ先に選ばれたんです。“卒業”という形で伝えましたけどね」と同関係者。

 実際、三船と別居し始め、2人で一緒に番組など出演しなくなってからの高橋は、この手の情報番組やコメンテーター的な役割での番組出演を大きく減らしている。ある芸能プロ関係者は「アクが強い部分があるので、扱いが難しいタレントとはよく言われていた。うまく美佳さんと一緒に出て中和されていた部分はあったんじゃないかな。『サンジャポ』だってやろうと思えば会見後に独占インタビューだってできたはず。それをしなかったというのは、あまり触りたくないという雰囲気があるのかもしれない」。古巣がこの対応では…。

 離婚に向けた2人が、ほぼ同時刻で会見するというスタイルは、昨年6月の布川敏和(49)とつちやかおり(50)をほうふつさせる。このときは布川が離婚後に大きく仕事の数を伸ばすことになったが、果たして高橋、三船の場合はどうなるか。「元に戻りたい」というのは高橋の切実なる思いはずだ。