女優・三船美佳(32)が16日、ロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)との離婚を決意し、離婚調停が不成立となり、家裁に提訴したことを明かした。かつては、おしどり夫婦ともいわれた2人だが、2年前からは別居が続いていた。原因は高橋の過剰なまでの束縛といわれているが、最近では高橋の情緒不安定ぶりを指摘する声も上がっている。

 三船は16日、事務所を通じ、経緯をマスコミ各社に報告した。「この度、私・三船美佳は、夫・高橋ジョージとの離婚を決意し、一昨年(平成25年)の12月末より別居し、現在母と娘(10歳)の3人で暮らしております」


 離婚調停を起こしていたが、不成立となり「離婚と親権を求める裁判を提起しました。今後も子供の人生を第一に考えながら、仕事に邁進していく所存です」と一人娘の親権も争うことになる。


 美佳と親しい女性タレントによれば「彼女は親権以外はほとんど要求もせず離婚を求めてきたんですが、ジョージさんはかたくなに『別れない』の一点張りだったそうです」。1998年、三船は16歳の誕生日に当時40歳の高橋と“年の差婚”。その後は夫婦共演も多く、芸能界きっての「おしどり夫婦」だったが、別居をしてからは「美佳さんの方から『控室を別にしてくれ』と頼まれることも多く、事前の打ち合わせでも顔を合わすこともなかった。そのうちに共演のオファー自体が断られてしまった」とはテレビ局関係者。


 そんな冷めた関係にしてしまった大きな原因は高橋の異常なまでの束縛だった。


 ある芸能プロ関係者は「09年ごろまでは世田谷の自宅でジョージと美佳、娘、そして美佳の母(女優・喜多川美佳=66)と4人で暮らしていた。子育てに熱心な美佳は娘の通うインターナショナルスクールのママ友会にも参加したがったけど、束縛の激しいジョージがそこへの参加さえ許さなかったそうです」。


 その結果、美佳はママ友会で孤立。それだけではなかった。「結局、娘もインターナショナルスクールで浮いてしまう存在になったみたい。このままでいれば娘も学校でつらい立場にされかねないと判断。離婚を決意し、大阪へ引っ越して別居することを決めたそうです」(同関係者)


 さらに、仕事面でも不満を持っていたという。「美佳さんが親しいヘアメークさんに夫のことを愚痴っていたという話も聞いた。内容は夫が仕事をしたがらない。ロック歌手といっても活動は趣味としか思えないレベルで、飲み歩いてばかりといったものだった」(テレビ局関係者)


 高橋は大ヒット曲「ロード」でいまだ年1200万円といわれる印税収入があると明かしている。生活に困ることはないが、高橋本人が「最高年収16億円でも貯金は500万円程度」と散財を認めている。


 音楽関係者は「高橋さんは金遣いが荒くて大金をかけてバイクをカスタムしたり、赤字なのに海外でレコーディングしてみたり、日頃も仕事より飲み歩いている方が多かった」と浪費癖を指摘。前出の芸能プロ関係者も「飲み歩きばかりと聞くようになった。そういう生活になったのが、別居のせいなのか、その前からなのかは分からないが、最近は情緒不安定な言動も時折、見かけられていたそうです」と語る。


 この日、都内の高橋宅には昼ごろから報道陣が集まったが、高橋は終日不在。「17日には対応するという話です」(ワイドショー関係者)。妻はきっぱり離婚を宣言した。果たして高橋の口からはどんな言葉が聞かれるのか。