公判出廷した“声優のアイコ”出産後か?

2015年01月16日 16時00分

“女装時”の神被告(警視庁の公開写真から)

 ふだんは男装して生活し、昏睡強盗の犯行時は女装した“声優のアイコ”こと神いっき被告(30)の第2回公判が15日、東京地裁で再開された。

 性同一性障害の神被告は女装姿で男性に近づき、睡眠薬入りの酒を飲ませて金品を奪ったとして3件で起訴され、昏睡強盗の罪に問われている。昨年9月の初公判後、神被告の妊娠が発覚した。

「神被告に切迫流産の危険性があったため、勾留の執行が停止され入院していたのです。第2回公判は昨年11月に行われる予定でしたが、神被告の体調を考慮して延期されていた」(法曹関係者)。出産予定日は昨年12月だったため、無事に出産していれば、出産後初の法廷だ。

 4か月ぶりに出廷した神被告はねずみ色のトレーナーに黒スラックス、足元は水色のサンダルで、頭は丸刈り姿。ぶかぶかのトレーナーからは出産による体つきの変化は分からなかった。

 だが、変化も見られた。初公判では頬がこけ、くぼんだ目に険をつくり背中を丸める姿が貧相に映ったが、この日は顔はふっくらし、傍聴席に注ぐ視線にもとげとげしさがなく、表情は終始柔和だった。大股を開いて被告席に座っていたが、開脚も控えめ。母親になった変化にもみえた。

 肝心の出産の有無については、法廷では触れられず、神被告の弁護士も対応しなかったため、不明のままだ。

 傍聴した神被告と旧知のAさんは「逮捕直前に会った時よりもだいぶ太って表情も柔らかくなった。退廷時に神と目が合って笑いかけたら、ちょっと気まずそうにしていた。以前は睡眠剤と酒を一緒に飲んでいたせいか、挙動不審なことも多かったけど、落ち着いて見えた。でも、神とくっついたり離れたりして長年付き合っていた彼女の姿は(法廷に)なかった。捨てられたのかな」と心配していた。

 神被告は2件目の起訴内容についても、消え入りそうな低い声で「僕はやっていません。身に覚えはないです」と、1件目と同様、容疑を全面否認している。