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【国生さゆり連載8】ピンチを救ってくれた恵規ちゃん


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 もともと周囲と群れることを潔しとはしなかったし、これはこれで仕方ないかな…。本来なら大人数のユニットのなかでこれでいいはずはないし、団体行動をちゃんとしなければいけないんですけど、もともと真面目で負けず嫌いの性格はすぐには直りません。このままでは完全に孤立してしまう…。そんなピンチを救ってくれたのが、会員番号11番・福永恵規(さとみ)ちゃんです。

 恵規ちゃんは私と違って、誰とでも同じように接することができるし、親身にもなってくれる。私と親しくなったきっかけも、東京での初めての一人暮らしで電車の乗り継ぎ方が分からない私のことを気遣ってくれたから。「同じ方向だから一緒に帰ろう」って言ってくれて、私が慣れるまで蒲田までついてきてくれたんです。

 恵規ちゃんと話すようになると、家族構成(両親と弟、しかも弟の年齢まで同じでした)まで完全に一致していたことが分かり、ますます親しくなりました。私自身は他のメンバーと話さなくても、恵規ちゃんの気配りで他のメンバーの情報を教えてくれました。あの子はあんなことをしゃべっているんだな、この子はこんなことに興味があるんだな等々、私では絶対に知り得ない情報を教えてくれるんです。

 面倒見がよくて天真らんまんな恵規ちゃんのおかげで、私は他のメンバーと何とかうまくやっていけた、と言えるでしょう。ですが、好事魔多し。私も他の初期メンバーも、ようやく番組になじみ始めたと思われた矢先の4月下旬、とんでもない“事故”が発生し番組が大揺れするのです。

 

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