巨人の澤村拓一投手(26)が昨年に“暴行トラブル”を起こした舞台となった六本木のクラブAで、本紙は衝撃情報をキャッチした。一時期、テレビに出まくっていた元人気お笑い芸人が「出入り禁止」になっていたという。しかも、その理由が一歩間違えれば犯罪モノだったというから驚きだ。いったい、どんな悪さをしでかしたのか?

 澤村のトラブルが発覚したのは昨年末のこと。暴行騒ぎの舞台となった六本木のクラブAは、実はその前身が、「六本木一」と評判が高かった有名クラブBだった。だが、2013年にBが風営法違反(無許可営業)で摘発、閉店となった直後に、Aがオープンした。


 店が変わったとはいえ、Aは芸能人や一部のスポーツ選手たちから注目の的だったことは間違いない。そんな人気のクラブを“出禁”になったのは元人気芸人Xだ。


 Xは1990年代後半にデビューし、お笑いコンテストなどでの受賞歴もある。マッチョな肉体を武器に一躍人気者となり、バラエティー番組にもよく出演していた。メーンの芸風は一発ギャグで、子供からお年寄りまで、幅広い人気者だった。


 そのXが、いったいどんなトラブルを起こして出禁となってしまったのか?


「クスリとかではないですよ。女性絡みです。肉体派だけに、我慢できなくなったのか、クラブ内で女性とセックスをしてしまった。それがバレてしまい、出禁となりました。基本的にクラブ内で性行為をするのは当然、ご法度ですからね。Xは顔写真をバッチリ撮られという話ですよ」とは六本木の事情通。


 まさに一歩間違えれば公然わいせつで警察のご厄介になっていたかもしれない。もちろん、こんな行為が明るみに出れば「入店お断り」もやむを得ないが、注目すべきはこのXをはじめ、同店での悪行が目に余り、同様の扱いを受けていた客がほかにもいることだ。


 前出の事情通によると「実はAの前身のBが摘発を受けた時、Bが作っていた出禁リストの一部が押収されていたんですよ。そこには薬物犯罪や窃盗などに関与した人間の名が載っていました。Bの出禁リストに、元人気芸人Xの名前もあったんです。それが当局に押収されたかどうかは不明ですが…」と明かした。


 クラブに“出禁リスト”が存在するとは、あまり聞いたことがない。だが、元クラブ関係者はこう解説する。


「店側からしたら、トラブルは絶対に起こしてほしくない。なぜって、すぐに警察が来て、営業許可を取り消されてしまうから。そのために、問題を起こしたヤツをつまみ出したり、出禁リストを作ったりして、なるべくトラブルを未然に防ごうとしてきた」


 店を健全に経営しようとする防御策が出禁リストというわけだ。そうはいっても、クラブは酒、ダンス、音楽、女性と刺激あふれる場所。やはりトラブルが起きないとは限らない。


 前出の元クラブ関係者も「実際に不良もいるし、酒が入るためケンカも多い。違法薬物をやっているヤツもいる。世間に悪いイメージを持たれても、おかしくはない」と語るように、むしろトラブルが絶えないというのが現状だ。そのため、過去にクラブが数々の犯罪の舞台となってきたのも事実だ。


 今も都内のクラブでは多くの有名人たちが楽しんでいる姿が目撃される。節度ある遊び方をしないと、元芸人Xのように出禁リストに載せられてそれが発覚するなんてトホホなことになりかねない。