NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のヒロイン、亀山エリーを演じる女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)が10日、商売繁盛の神様として親しまれる大阪・今宮戎神社の「宝恵駕籠行列」に参加した。

 これは「十日戎」に合わせて行われる恒例行事で、タレントや歌舞伎役者らが道頓堀から今宮戎に向けてかごに乗って商店街などを練り歩く新春の風物詩だ。

 初めて参加したシャーロットは「プリンセスのようだった。すごく素晴らしかった」と振り返った。何を祈願したいか問われると、「この仕事を続けられるようにしたい。それがハッピー。ずっと日本にいられるように」。ただ、家族は米国に残っているため「お母さん怒ってる」と日本語でちゃめっ気たっぷりに語った。

 また、この日は泉ピン子(67)演じるエリーの姑役・早苗が死去するシーンが放送された。「今日の回を見て、すごくピン子さんに会いたくなりました」とシャーロット。早苗の最期は、イビっていたエリーを日本一の嫁と認める感動的な場面となった。

 放送はメーク室で見ていたといい、「泣いてしまうとメークが落ちてしまうので最後まで見ることができなかった」と思い出すだけで感極まった表情に。

「目線の高さなど、いつもアドバイスを頂いていた。最後のほうは役の命についてなどの深いところのアドバイスや、ディスカッションをしていた」とピン子との共演で得るものは大きかったという。

 今でもピン子から手紙や電話で激励され、「すごく美しいスカーフ」など、プレゼントももらったそうだ。シャーロットにとってピン子との共演はかけがえのないものになったようだ。