「スパイダーマン」最新コミックにあのレオパルドンが登場し大騒ぎ

2015年01月09日 16時05分

東映版、そしてレオパルドンまで登場した「スパイダーバース」

 人気のアメコミヒーロー「スパイダーマン」の原作コミックに東映版スパイダーマンの巨大ロボット「レオパルドン」が登場し、日本のファンの胸を熱くさせている。


 巨大ロボットが登場したのは昨年11月に米本国でスタートしたスパイダーマンの新シリーズ「スパイダーバース」。並列世界に存在するさまざまなスパイダーマンが協力し、敵を倒すという〝オールスタースパイダーマン〟な内容だ。このシリーズに日本版である東映版スパイダーマンも登場した。


 そもそも東映版スパイダーマンとは1978年から79年にかけて放送された東映制作の特撮ドラマ。マーベル・コミックとキャラクター使用契約を交わし作られたドラマは、スパイダーマンが主人公ではあるものの「スパイダーマンに変身する能力を宇宙人から授けられる(原作では特殊なクモにかまれて能力を得る)」「スパイダーマンなのにマシンガンを撃つ」「登場の際の〝地獄からの使者・スパイダーマン〟との名乗り口上」などオリジナル設定のオンパレードで、特撮ファンの間ではいまだカルト的な人気を得ている。


 中でも原作との一番の違いかつ最大の魅力はスパイダーマンが乗る巨大ロボット「レオパルドン」だ。後の戦隊もの+巨大ロボットのはしりとなったロボットは最終ボスを含めて、必殺技ソードビッカーの一撃で秒殺してしまう〝特撮史上最強ロボ〟といわれる。


 日本特撮史に輝く作品ともいえるが、もともとアメコミヒーローは生身で戦うのが主流。スパイダーマンの原作者スタンリーは数々の国で実写化された中でもアクションなどに優れる東映版を「日本版スパイダーマンだけは別格」と評価したものの「レオパルドンを除いては…」とコメント。このため一部ではスパイダーマンの黒歴史とささやかれていた。


 そんなカルトなヒーローがレオパルドンとともに正式なスパイダーマン作品に登場し日の目を見たのだからファンは大騒ぎ。


 東映版スパイダーマンは英語で「地獄からの使者…」とお得意の前口上を言いながら、レオパルドンに乗って登場。残念ながら必殺技を使う間もなく敵役にあっさり敗れてしまうものの「ついに東映版スパイダーマンが公式に認められた」「素晴らしい」と特撮ファンやアメコミファンを喜ばせている。


「スパイダーバース」では東映版以外にもインド版など他国でローカライズされたスパイダーマンも参戦。日本のファンは70~71年に月刊別冊少年マガジンで連載された〝池上遼一版スパイダーマン〟の登場を期待しているが、果たして…。