「4月入社」笹崎さんを待つ日テレ“恐怖の研修”

2015年01月10日 11時00分

笹崎さんとの和解が成立した日本テレビ

 大変なのは、むしろ入社後だ!! 東洋英和女学院大4年生・笹崎里菜さん(22)が、ホステスのアルバイト経験を理由に日本テレビからアナウンス職の採用内定を取り消され、地位確認を求めた民事訴訟で8日、和解が成立し、笹崎さんの4月入社がついに決定した。だが、世間から大注目される中での入社だけに、心配は尽きない。日テレ伝統の壮絶な“スパルタ研修”、先輩アナたちからのいじめに遭う?といった懸念の声が、早くも浮上している。

 かつてないほど世間の関心を浴びた“黄金ルーキー・アナ”は、将来の職場を相手に法廷闘争の末、4月入社を勝ち取った。訴状によると「2011年ミス東洋英和」の笹崎さんは13年9月、日テレのアナ職(今年4月入社分)に内定。昨年3月にホステスのバイト経験を報告すると「清廉性がない」と問題視した同局から同5月に採用を取り消された。

 それを不服として日テレを民事提訴。第1回口頭弁論(11月14日)、和解協議(12月26日、1月7日)を経て8日“雪解け”した。前代未聞の“女子アナの卵裁判”は、第1回弁論から55日でスピード解決となった。

 日テレ広報・IR部は「今後は合意した和解内容を誠実に履行していく所存です」とコメント。

 笹崎さんの代理人の緒方延泰弁護士は「彼女が、今回のように、如何なる困難をも畏れることなく克服し、彼女の羽ばたきのあとに明るい光が差していくさまを、楽しみに見守りたい」と文書を寄せた。

 法廷バトルは笹崎さんの“完勝”で幕を閉じたが、笹崎さん側が和解協議で最後までこだわったのが職場環境。入社後に不当な扱いを受けないためだ。

 この数年では、在京キー局3社の内定を得てフジテレビに入社した加藤綾子アナ(29)が注目を集めたが、ホステス経験での法廷闘争という過去に例のない入社前の騒動を経た笹崎さんは、加藤アナを軽く凌駕する注目度でデビューを飾る。

 日テレ・アナウンス部に精通する同局の関係者は「アナにとって最強の“武器”である知名度をすでに得ているため、先輩アナからやっかみがあると言われています」と首をすくめる。日テレにはかつて、他局の比ではないほどの“スパルタ研修”があり、1年目アナは徹底的に鍛えられるのが伝統だという。

「アナ研修では、新人アナは指導役のベテランアナから罵声を浴びせられていたそうです。サ行、ラ行の発声練習でかむと『アンタたち、本当にアナとして入社したの!? 1週間練習しなさいと言ったじゃない!』と。他の同期アナの前でさらし者のように1時間説教された人もいたみたい」

 アナウンス界ではサ行、ラ行は特に発声が難しいとされ「習得に1~2年かかる場合もある。1週間で改善されるわけがないのを分かっている上で、いびるんです」。

 別の日テレ関係者は「お局アナは『ヤル気がないのがいるみたいね』とジロリとにらんだ後、45分間も口を閉じ、無言のプレッシャーを与えた」というから背筋が凍る。

「アナ研修は朝から夕方まで丸一日。発声、舌滑、原稿読み、実況と多岐にわたる。日テレの場合、初鳴き(新人アナが初めてテレビの前でアナウンスする)した後も大抵1~2年は研修が続くから、厳しい」

 このため、各テレビ局の中でも日テレは「軍隊」とやゆされたこともあったという。

「近年の日テレは、ベテランアナが相次いで独立したり、アナウンス部長が交代したりで、そのスパルタ教育は和らいだ印象ですが、チャラいフジテレビ、巨乳軍団のテレビ東京などに比べると厳しいのは変わりない」

 それだけに、入社後は、研修と称したいじめのターゲットにされかねないというのだ。本紙既報通り、笹崎さんはキックボクシングにも興味津々で、勝ち気な性格というが、裁判に続き、試練に打ち勝てるか、注目だ。