さらなる批判におびえる理研

2015年01月08日 07時15分

無意味な懲戒委員会を再開させる理研

【STAP細胞論文問題】昨年末に理化学研究所の調査委員会がSTAP細胞は別の万能細胞であるES細胞が混入されていた可能性が高いと指摘した上で、論文に新たに2つの捏造があったと認定していた。報告書が公表されたのは12月26日のこと。

「会見では小保方氏(元理研研究ユニットリーダー)に報告書を渡せていないと言いましたが、その後、26日中に職員が本人に手渡しました。不服申し立ては1月5日までで、小保方氏から反応はありませんでした」(理研広報担当者)。これによりSTAP細胞を否定する報告書が確定したわけだ。

 理研は小保方氏の処分を決める懲戒委員会の再開を6日に決めた。同委員会は非公開で行われ、また、いつまでに結論を出すかも定められていない。週に何回の会合を設けるかもはっきり規定されていないという。当然、処分の公表の仕方も分からない。「何らかの形で世に出すことにはなります。ただ、会見をするのか、ホームページで公表するのか、報道機関向けにペーパーを出すのか、方法は何とも言えない状況です」(同)

 小保方氏はすでに理研を退職しているため処分といっても処分相当という形にしかならない。実際に小保方氏が処分を受けるわけではないので無意味なのだ。

 かつて警察庁長官狙撃事件が時効を迎えたとき、警視庁が「オウム真理教の組織的テロ」と見解を発表したが「時効成立後だから、無意味な後出しじゃんけん」と批判を浴びたことがある。

 再び理研がバッシングを受けることになりそうだ。