【国生さゆり連載5】芸能界入りを門限夕方5時の父が大反対

2012年08月31日 12時00分

 つまり、当時“女子大生ブーム”を巻き起こしていた「オールナイトフジ」(1983〜91年)の女子高生バージョンを制作しようというわけです。この話が私のもとに持ち込まれた理由はCBSソニーの私を担当してくれていた方とフジテレビの新番組の担当者の方同士が親しかったから。プロ野球の優先交渉権?みたいなものかな。

 もちろん、このお話をいただくまでは自分が通用するなんて全く考えてもみなかったけど、そこは夢見る乙女の私。芸能界への興味が急速に湧いてきました。どこまでやれるのかは全然、自信がないけど、とりあえずはこの新番組に出演してみたい! 両親に相談すると門限夕方5時!の父親は大反対。ですが母親が「せっかくのチャンスなんだから、思い切ってやってみなさいよ」と大賛成してくれたのです。

 家庭の事情はクリアできた! 私はすぐにでもデビューできるとカン違いしていましたが、その前に“テスト”がありました。それが昭和60年2月放送の「オールナイトフジ“女子高生スペシャル”」なんです。女子高生の美少女コンテストという名目でカメラテストと視聴者投票が行われたのです。でも幸いなことに私は優勝することができました。

 その結果、女子高生主体の新番組への出演が正式決定。私は高校卒業と同時に上京することになります。そう、この新番組こそ「夕やけニャンニャン」(85〜87年)だったのです。けれど、正式にスタートする直前まで、いや正確に言うとスタートしてからも戸惑いの日々が続くのでした…。