「平成中村座」復活へ 目玉は“隠れ勘三郎”!?

2014年12月23日 13時47分

ポーズをとる(左)から中村七之助と中村勘九郎

 不世出の花形歌舞伎役者・故中村勘三郎さん(享年57)が江戸時代の芝居小屋を現代に復活させた「平成中村座」が来年4月上旬に東京・浅草寺の境内で公演を行うことになり、23日、京都市内で制作発表会見が行われた。

 

 会見には勘三郎さんの長男・中村勘九郎(33)と次男・中村七之助(31)が出席し、勘三郎さんの死後、初めての「平成中村座」を喜んだ。

 

 勘九郎が「ただただ、今の気持ちはうれしいです。父の夢であった『平成中村座』という芝居小屋が父が逝っちゃった後もこうやってできるというのは、みなさまのおかげです」と感謝の言葉を述べると、七之助も「うちの父が他界してから初めての平成中村座。私たち兄弟、力を合わせて一生懸命務めていく所存でございます」と力強く語った。

 

 夜の部には勘九郎の長男・七緒八くん(3)も初めて中村座の舞台に上がる。「本当に似てきている。ふとした表情とか、にらみつける感じの目だったり、歩き方とかソックリです」と、勘三郎さんの面影を七緒八くんに感じている勘九郎だが、困った一面も似てしまったという。

 

「あのね、(七緒八くんが)衝撃的な言葉をおととい言ったんです。『僕は全ての女の子が好きだ』って」

 

 そうそうたる有名女優らと浮名を流してきた勘三郎さんの遺伝子もしっかり受け継いでしまったようで、「そこは似ないでほしかったな…。困っています」と苦笑いし、報道陣を笑わせた。

 

 今回の中村座には、観客も楽しめるギミックを入れることも急きょ決まった。

 

 報道陣から会場内に勘三郎さんの写真を飾るのかと問われると、勘九郎は「劇場のどこかに隠れ勘三郎を作りましょうか! 隠れミッキーじゃないけれども、(勘三郎さんは)ミッキー好きだったんでね。いいこと言ってくれた。写真だけじゃなくて、いろんな父がいて、分かった人には何かプレゼントみたいな」

 

 リップサービスかと思われたが、会場にいたスタッフに「覚えておいてね」とクギを刺すなど、どうやら本気のよう。“隠れ勘三郎”は中村座の新名物になりそうだ。