
ビートたけし本紙客員編集長(67)が18日、WBA、WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(31日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で王者のギジェルモ・リゴンドー(34=キューバ)に挑む天笠尚(29=山上)を激励に訪れ、必勝作戦を授けた。
ミット打ちを見守っていたたけしは、天笠がサンドバッグを打ち始めると、そのパンチ力を確かめるように押さえてみたが
「すごい! 死んじゃうよ」と数秒でギブアップ。練習後に対談し、「強いボクサーは頭がいい。受け答えはちゃんとしてるし、期待できるよ」と感想を語った。
試合については「五輪で金メダル2個(シドニー&アテネ)のリゴンドーと同じボクシングやっても勝てない。様子見なんてしないで、4回戦みたいな殴り合いをすればいい」との作戦を提案。天笠本人が「勝率は3%」と言っていることについては「勝負は勝つか負けるか。だから50%だよ」とハッパをかけた。
かつて主宰した「ボクシング予備校」で飯田覚士氏(45)が世界戦に臨む前「車を買ってあげる、と言ったら本当に勝った。天笠にもスポーツカーをあげるよ」とも。
そして、サインを頼まれると「(祝)世界王者」としたためた。
「世界のKITANO」にここまで言われた天笠は、何としても結果を出すしかない。