「第39回報知映画賞」表彰式は17日、都内で行われ、主演男優賞の岡田准一(34)ら受賞者が出席した。

「永遠の0」の演技で主演男優賞を受賞した岡田は、「すごくうれしいしビックリしている。若いころ、『あなたは映画の主演をやれるようになりなさい』と言っていただいた事務所の方に道を示していただいた。ここに立てていることがすごくうれしい」と話した。

「紙の月」で主演女優賞を受賞した宮沢りえ(41)は「7年ぶりの主演という不安の中、監督が緻密に丁寧に演出してくださり感謝したい」と喜びを語った。

 宮沢と同じ「紙の月」に出演した元AKB48の大島優子(26)は助演女優賞を受賞。「お芝居の賞は縁遠いものと思っていた。この賞を時に励みに、常に自信に、これからの糧にさせていただきたい」。さらにサプライズゲストとしてAKB48の総合プロデューサーである秋元康氏が登場すると、感極まって涙を見せる一幕もあった。

 他の受賞者は以下の通り。

【作品賞・邦画部門】「0・5ミリ」
【作品賞・海外部門】「ジャージー・ボーイズ」
【助演男優賞】津川雅彦「0・5ミリ」
【監督賞】小泉堯史「蜩ノ記」
【新人賞】小松菜奈「渇き。」、登坂広臣「ホットロード」、西田征史監督「小野寺の弟・小野寺の姉」
【特別賞】「アナと雪の女王」

 なお、特別賞に選ばれた故高倉健さんは受賞を辞退した。