先日発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」で「日本エレキテル連合」の「ダメよ~ダメダメ」が前評判通り、年間大賞を受賞したが、お笑い界では「アレがなければ、どぶろっくだったかも」との声も出ている。

 男のありえない妄想を「もしかしてだけど~」と歌うネタで今年、一気にブレークしたのが江口直人(36)と森慎太郎(36)の男性コンビ「どぶろっく」。一時は、流行語大賞への意欲を隠さず「ライバルはエレキテル」などと公言してきたが、フタを開けてみるとノミネートすらされなかった。

 人気失速の最大の原因は、7月に江口が特定外来生物のカミツキガメを無許可で飼育し、外来種被害防止法違反の疑いで書類送検されたこと。事件以降、テレビ局はどぶろっくの起用に二の足を踏み、仕事を減らしたのだ。

「夏から秋にかけての大事な時期に仕事が減ったから、流行語大賞を選ぶころには印象が薄くなったのでしょう。反対にエレキテルの『ダメよ~』は、夏以降に流行したから、一気に逆転しましたね」(テレビ局関係者)

 どぶろっくにとっては何とも惜しまれる書類送検だが、逆に「本人たちにとってはむしろよかったのでは!?」との声も。

「流行語大賞を取ったお笑い芸人は常に“一発屋で終わるかも”と心配される。でもノミネートもされなかったどぶろっくは『もしかしてだけど~』を“鉄板ネタ”としていつまでもやり続けられる。これはおいしいです」(芸能プロ関係者)

 一発屋のジンクスにおびえる必要もない上に「もうみそぎは済んだのでしょう。年末年始特番でのオファーが殺到している」(同)。流行語大賞から落選したことで、息の長いコンビになれるかもしれない。