女性お笑いコンビ「日本エレキテル連合」が11日、都内で映画「イントゥ・ザ・ストーム」のブルーレイ&DVD発売記念「ウーマン・オブ・ザ・ストーム2014」授与式に出席し、あの“事件”のその後を告白した。

 話は今夏にさかのぼる。2人が「ダメよ~ダメダメ」でブレークし始めた矢先、橋本小雪(30)が浅草で購入した一張羅のド派手スーツを洗濯し、屋外に干してしまった。それを見た小学生たちが2人の同居する東京・東村山の一軒家を特定してピンポンダッシュをしかけ「あ~本当に『ダメよ~ダメダメ』がいる!」と、はやしたてたのだ。

 その後、中野聡子(31)は「橋本ってバカが、世界に一つしかないこの衣装を洗濯して外に干したので家がバレた」と、この一件を話して回った。さらには「大林素子さんのお知り合いの方が近くにいらしたみたいで、あの子たち(日エレ)はあそこに住んでいるんじゃないのと大林さんに伝わった」と、2人の家はすっかり周囲で有名になってしまった。

 ところが、2人が「流行語大賞」を受賞するなど大ブレークするに従って話が広まり、最近になって責任を感じたピンポンダッシュの子供たちから「反省文」が届いたという。

 中野は「ごめんなさい、ごめんなさいと何度も書いてあった。それを見て恐縮し、こちらこそネタにして申し訳ないと謝った」と説明する。

 大御所芸人の志村けんを育んだ土地柄もあるのだろうが、いまや2人はすっかり、ご近所さんたちに愛される“地域の顔”となった。橋本は「ご近所ぐるみで温かく応援してもらっており、この間も歩いていたら、たい焼きをいただいた」と話す。

 中野は「電車のある時間に動けない生活になったので都心に引っ越そうと思ったが、先日お会いした東村山市長からふいに『引っ越しちゃ』と振られ、思わず橋本が『ダメよ~ダメダメ』と言ってしまった。でも、引っ越すなと言うなら、高速道路でも引いてほしい」と市長に注文をつけた。