若手バラエティー女性タレントの仁義なき“椅子取りバトル”が勃発した。アイドルグループ「アイドリング!!!」を24日に卒業した菊地亜美(24)が、“こじるり”こと小島瑠璃子(20)をライバル視していると宣言した。バラエティーアイドルとして活動したい菊地にとって、こじるりは、まさに“目の上のタンコブ”。このバラドルバトルの結末はいかに――。

 24日に卒業公演が行われた東京・NHKホールで、菊地がほえた。グループの中でも、ひときわバラエティー色の濃い菊地だが、この日は、かわいらしいピンクの衣装に頭をティアラで飾り、「この衣装は女の子受けするんです!」とアイドルオーラ全開だった。

 それでも、今後について報道陣から聞かれると「バラエティーの方向で行きたいです!」と早くも“脱アイドル宣言”。リポーターから「ライバルや潰したい人はいますか?」と聞かれると、すかさず「小島瑠璃子ですね!」と即答した。

 その理由について「実は、めっちゃ仲がいいんです。だから、潰したいとかはない」と前置きしながら「私も(仕事は)忙しいんですけど、こじるりの忙しさを見ていると、うらやましい。やってる仕事を見ても全部、私のやりたい仕事なんですよ~。『ヒルナンデス』とか」と、はっきり嫉妬心を口にする。最後には「バラエティー番組の担当の方、よろしくお願いしま~す」と必死で営業する一幕もあった。

 小島といえば、バラエティーからスポーツ番組の司会までこなす、いわゆる“できる女”と評判。「とにかく頭の回転が速くて、ディレクターの求めていることをすぐに察知できる。ルックスもかわいくて、現場受けも、めっちゃいいですよ」(テレビ局ディレクター)と、若手の中ではポジションを築いている。

 一方、菊地も意外に「使える女」と評価は高い。「発言はバカっぽいけど、発言の“間”がいいですよね。何か振られて、すぐにリアクションするのは、できそうで、なかなかできないですよ」(別の局ディレクター)

 とはいえ、圧倒的に違うのはイメージの「爽やかさ」だろう。代理店関係者は「やっぱりキャスティングで、小島さんと菊地さんがブッキング可能なら、まず小島さんになっちゃいますよね」。“こじるりの壁”は、かなり高いのだ。

 唯一、突破口があるとすれば「バカに磨きをかけること」と、あるプロデューサーは指摘する。「こじるりの笑顔を上回る『バカさ』で笑わせるしかない。ルックスもコメント力も今のところは全部負けている。それができるかどうかで、菊地の将来は変わる」(同)。菊地はバカを極められるか。