マジで来た! 今年12月31日での閉館が決まっている東京・新宿歌舞伎町の映画館「新宿ミラノ」で22日、劇場クロージング作品となる「ラスト・デイズ・オン・マーズ」が公開された。ゲストにUFO番組プロデューサー矢追純一氏(79)らが招かれ、UFOを呼ぶ儀式を執り行ったところ、本当にUFOが来てしまった。本紙記者を含む十数人の人間が同時にUFOを目撃。しかも、宝くじを当てるパワーを授けるUFOだというから2度びっくりだ。

 この映画は火星に飛んだクルーが、伝染性のバクテリアに感染して凶暴化するというSFスリラーもの。内容にちなみ、公開記念イベントには、矢追氏のほか、UFOとコンタクトができる武良信行氏(67)、オカルト情報誌「月刊ムー」の編集長三上丈晴氏(46)が出席した。UFOのビッグネームたちの貴重なトークに観客も大興奮だ。

 トークショー終了後の午後3時から映画館の屋上に場所を変えてUFOを呼ぶ儀式が始まった。この日のため、武良氏はすでに宇宙人と交信して“UFO来訪の予約”を済ませたという。

 空は快晴で、UFOを見つけるには最高のコンディションだ。武良氏は儀式を見守る関係者たちに「UFO撮影の許可証」を渡した。これで交信能力は倍増される。本紙記者も微力ながら飛来を念じてみた。武良氏は手を空に高く掲げて「ユンユンユン…」「ヒョンヒョンヒョン…」と謎の呪文を唱えていく。これはUFOのエンジン音なのだ。

 昨年12月放送の「ビートたけしの超常現象マル秘Xファイル」(テレビ朝日系)収録中、武良氏は実際にUFOを呼ぶことに成功したとあって、関係者らの期待も高まる。武良氏が「UFOが近づくと、手がしびれる。しびれてきた」と語った3時半ごろ、誰からともなく「あれはなんだ!」という声が上がった。

 北西の方角に、細長い1本の線のような物体がスーッとゆっくり動いているではないか。UFOだ! 北から南へ向かって移動後、ビルの後ろに隠れた物体は、再びビルの後ろから姿を現して、そのまま消えた。

「きゃー!」「見たよね」「本当に出た!」「すげえ」「細い!」という人々の歓声が上がるが、それだけでは終わらなかった。約30秒後、同じ場所に同じ形をしたUFOが再度出現したのだ。今度は動きながらも、空中で一時停止したり、不規則に動いていた。2機のUFOはそれぞれ15秒ほどで姿を消した。

 見ようによっては飛行機雲のようにも見えるが、武良氏は「いや、あれは全長1キロの葉巻型のUFO。母船です。2機飛んでましたね。2機飛ぶことはあまりない」と語る。

 そして「私が交信していたのは、宇宙連盟の宇宙人のセレーヌさんやカートナーさん。そしてマルキルさんたちです。彼らは私との約束を果たしてくれました」と満足そうな表情を浮かべた。

 屋上でUFOを見た映画関係者も「ミラノの閉館を惜しんで来てくれたのかもしれない。映画にも興味があったのかな」と狐につままれたような顔つきで語る。

 実は武良氏はイベント開始前に新宿の街を歩いている際、宇宙から「宝くじ…」という声を聞いた。「これは当たるかもしれないと思って、宝くじ売り場を探したら、すぐ近くに見つかった。しかも『これまでに22億当たっている』と書いてある。今日は22日ですからね。何かある。1万2000円買いました」

 UFOは武良氏との約束を果たすために姿を現した。となれば「宝くじも当たるでしょうね。あれは幸運を呼ぶUFOと言っていいでしょう」。新宿の空に現れたUFO。もし、目撃した人がいたら、宝くじやギャンブルに挑戦したほうがいいかもしれない。