【国生さゆり連載3】ミスコン応募を母がアシスト

2012年08月27日 12時00分

 さらに母は意外な行動力も示します。このころ住んでいた広島・呉市内の一番有名な写真館を予約し、応募書類用の写真をプロのカメラマンに撮ってもらったのです。あれから30年近くが過ぎた今でも、あのときのうれしさは忘れられないなあ…。カメラマンの腕前がよかったせいか、それとも美人に写っていたせいなのか、ともかく私は書類審査をパスし、翌昭和59年に行われる中国地区大会への出場権を得ました。

 しかも、ですよっ。大会では中国地区代表に選出され、全国大会にも出場できることになったんです。陸上ではインターハイ代表にまでなれた私でしたが、芸事については本物の素人。全国大会で入賞できるはずもなく(何しろ渡辺美里さんや工藤静香さんが同じ大会に出場していたんですからね)、ここで私の経験は「いい夢見られたね」で終わるはず、でした。

 でもその後、コンテストの協賛だったレコード会社「CBSソニー」(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)の方から一本の電話が自宅にかかってきます。「国生さん、レコード各社対抗の運動会に出場してみる気はないですか?」。これって一体、どういうことなの?