年末の風物詩となっている「2014ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート50語が19日、自由国民社から発表された。

 ノミネートには今年を象徴するフレーズがズラリ。STAP細胞問題でクローズアップされた小保方晴子氏(31)の「STAP細胞はあります」や、大ヒット映画「アナと雪の女王」から「ありのままで」「レリゴー」。ほかにも「ゴーストライター」「号泣会見」「カープ女子」「妖怪ウォッチ」などが並んだ。

 その中でも“本命視”されているのが、お笑いコンビ「日本エレキテル連合」(中野聡子=31、橋本小雪=30)の「ダメよ~ダメダメ」。いまやジャニーズと共演するほどの人気コンビとなった。

 ただお笑い芸人と流行語大賞には、嫌なジンクスもある。選出されると一発屋になるというもの。「ぐ~!」のエド・はるみ(50)や「ワイルドだろぉ」のスギちゃん(41)などが典型例だ。

 だがテレビ局関係者は「エレキテルは全く心配いらない。来年以降は芸人以外の仕事の幅が広がりますからね」と指摘する。2人のコント師としての演技力を評価し「女優」として目を付けているプロデューサーが急増中というのだ。

「最近では芸人が役者で成功する例も増えた。エレキテルの2人は“個性派女優”としてポテンシャルが高い。2人は『お笑い一本』と話しているようだが、周囲が放っておかない。あのNHKも連ドラでの起用を考えているようだ」(同)

 さらに強力な後ろ盾がある。あの志村けん(64)がエレキテルの大ファンなのだ。

「志村さんが実力を評価しているので番組共演もありそう。エレキテルも志村さんを崇拝していて、わざわざ志村さんの出身地である東京・東村山に住んでいる。都心からは少し遠いが、『絶対引っ越さない』と言っているらしい」(同)

 流行語大賞を取ると落ち目になる、というジンクスを打ち破れるか?