【蛭子能収さんに学んでみる?】浮き沈みが激しいテレビ界で30年以上も生き延びている漫画家・蛭子能収(67)にサラリーマンが学ぶべきポイントもある。まずは笑顔。

「芸能人に学ぶビジネス力」(マイナビ新書)などの著書を持つ作家の山田隆道氏は「笑福亭鶴瓶師匠も『なんか困ったら、笑っとったらええ』と言っているように、笑顔は人をピンチから救う」という。確かに、しょうもないうそがバレたとき、また、寝坊して会社に遅刻したケースなどでは、泣いたり居直ったりするより、笑って切り抜けたほうが「しようがねえな~」と許されることもある。

 また、上昇志向を表に出さないことも社内で愛される秘訣。蛭子さんは文化人として活躍しようとしていないし、さらに、ゲスという切り口でも、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔(33)のようには女遊びのイメージと上昇志向が感じられない。だから、敵を作らないのだ。