酔っ払い相手にタクシー運転手の“代行”した健さん

2014年11月20日 06時31分

笑顔の健さん(2000年1月)

【ビートたけし本紙客員編集長が明かした健さん伝説(2)】高倉健さんは2011年12月、車の運転をし、接触事故を起こしたことがあった。その際、ビートたけし本紙客員編集長(67)はこんな秘話を明かした。

「80歳過ぎてもまだ乗ってるんだと思ったね。ドライブが好きだからね。以前、健さんが夜、車で銀座を走ってて、コーヒー飲むんでちょっと停車してたら、酔っ払いが後ろのドア開けて『渋谷行ってくれ』って。タクシーと勘違いしたんだ。健さんは何も言わず、そのまま渋谷まで送ったっていうんだ。着いたら、酔っ払いが『いくらだ?』って言って、健さんは『いや、私、高倉の車ですからいりません』。『えっ、タダなの! あんた、いいヤツだね』って帰ってったって。酔っ払いは高倉健を運転手代わりにしたなんて、いまだに信じてないだろうね」

 意外なほど気さくで、偉ぶらないエピソードはほかにもある。

「映画『あなたへ』で、夕日の撮影シーンで、日が落ちるまで3、4時間くらい撮影が空いちゃったの。そしたら、健さんがスタッフ連れて、ラーメンを食いに行った。そこのラーメン屋のオヤジが気さくで、帽子を目深にかぶった健さんに気付かずに『あんたたち、映画かい? なんか、たけしが来てるらしいね。どこにいるの?』って話しかけた。健さんが『いや、ちょっと』って言ったら、オヤジが『ケチだなー。教えろ、コノヤロー。偉そうにしやがって』って突っかかったら、健さんだったんでビックリしたっていう」

 スクリーンの健さんがカッコ良かったのは言うまでもないが、素の健さんもなんともすてきなオジサンだった。