「さるぐつわ」発言で“古舘切り”ムード加速

2014年11月20日 07時16分

新たな可能性を模索しているといわれる古舘

「報道ステーション」メーンキャスターの古舘伊知郎(59)の“叫び”が掲載されたのは、AERAの7月14日号。報ステ開始以来、約10年ぶりとなるインタビューについて「あんまり露出しないでくれっていうのがテレビ局側にあるから」と事情を明かしつつ「もうとにかく口にさるぐつわした状態で10年たったわけです」と振り返っている。

 さらに、これに先立つ4月には番組10周年記念のパーティーのあいさつで、古舘が「好きなようにやってくれと頼まれて引き受けたのに、いざスタートしてみると制約だらけ」などとテレ朝の早河洋・会長兼CEO(当時社長)らのいる前で“愚痴”をこぼしたと報じられる。これが早河氏の心証を害し“古舘切り”ムードが高まったとも言われた。

 過激なプロレスアナとして一世を風靡した古舘にとって畑違いの報道キャスターへの転身は、しゃべり手としての欲求不満も高めた。「さるぐつわ」を少しでも外したいとの希望から、番組10周年の節目に、10年間中断していたトークライブを再開する意向をAERAで発言。10月に「古舘伊知郎トーキングブルース」を都内で開催した。

 朝日新聞役員だった吉田慎一氏が7月1日付で新社長に就任したテレビ朝日。早河会長はその3日後に吉田社長を連れ立って安倍晋三首相と会食している。

 そんな状況下、川内原発報道の問題で「報ステ打ち切り」が取り沙汰されるまでに事態は発展。古舘も新たな可能性を模索しており、その現実味を漂わせている。